全国公募の作詩当選作の映画化。真夏の海・山にニューティーントリオが悪に挑んで大暴れする青春活劇
長谷健次は久しぶりに横浜へ帰る途中、カミナリ族に絡まれている良子という女の子を助け、良子のオープンカーで横浜へ向かった。その頃横浜では、税関技師の長谷省蔵が押収麻薬を持ち逃げした事件で騒然としていた。特にかもめタクシーの社長高田は、何故か健次の帰って来るのを気にしていた。横浜についた健次は、父の勤務先である税関を尋ね、勝又技師に事件当時の模様を詳細に教えてもらった。勝又は健次をバー「ルビイ」に連れていき、マダムのミサ子に身柄を頼んでくれた。数日後――ミサ子の紹介で、キャバレー「ブルースター」に高田を訪ねた健次は、高田に就職口を頼んだ。邪険に断るつもりだった髙田だが、健次の幼馴染で、ここの歌い手である守山の助言と健次の素晴らしいドラム捌きが気に入り健次を雇うことに決めた。翌日から健次は、かもめタクシーのモータープールでも働くようになった。ここにはロクという生意気なチンピラがいて、二十日鼠をすごく可愛がっていた。そこへ家庭教師をまいた良子がドライブを誘いにやって来たが、良子は高田の娘だった…。