浅草姉妹
あさくさしまい

汚れた過去を清算して正しく生き抜こうとする青年と、彼を信じて愛する恋人との純愛、そして過去のしがらみから纏わりつく悪との戦いを描く歌謡活劇。

浅草の一角にある小料理屋で働く信夫は明るい好青年だった。彼は三年前、店の主人である常吉に連れてこられ、持ち前の指の器用さからたちまち一人前になり、今では立派な板前として調理場を任されていた。信夫はまた、いつしか常吉の一人娘である京子と密かに恋し合う仲となっていた。京子は愛する信夫の全てを知りたがったが、信夫は自身の過去の話になると不思議と言葉を濁し、「ただの戦災孤児さ、それ以外何もないよ」と暗い表情でいつも言うのだった。一方、二人の仲を知らない常吉は京子の結婚相手を探していて、大きな料亭の息子が候補に挙がった。常吉は京子に話を持ち掛けて決心を促したが、京子はもちろん決めることなどできず、愛する信夫を呼び出して相談することにした。その頃、アパートの自室で新聞を読んでいた信夫はある記事に愕然とする。それは自身の過去に関連するある事件の記事だった。

日本
製作:日活 配給:日活
1960
1960/7/20
モノクロ/46分/シネマスコープ・サイズ/4巻/1258m
日活
【東京都】台東区(浅草、松屋屋上、隅田公園、観音堂、同裏手)