赤坂ボーリングセンター事務員の野々宮夏子は、断崖の上で外人の男・イタ公に脅迫された末、断崖の下で死体となって発見された。当局の現場検証では自殺の線が強かったが、東都日報社会部の記者・村山三郎は他殺の線も捨てきれないとみて、自他殺不明という記事を出した。記事が出た直後、三郎は夏子そっくりの顔をした妹・秋子の訪問を受けた。秋子は他殺と信じて疑わず、唯一他殺の可能性があると記事にした三郎を頼ってきたのだ。そして、死亡した当日、夏子が友人の北田和江に会いに出かけたことを三郎に伝えた。三郎はさっそく和江が勤めている霞が原ゴルフ場を訪ねたが、そこで二人の男・ガンとケンに襲われ車に乗せられ、国木田邸という豪華な邸宅の一室に閉じ込められてしまった…。