一台の霊柩車が強盗に襲われた。強盗たちは運転手を射殺すると車から柩を引き出した。その中身は外国製の機銃、ライフルといった密輸武器で、強盗たちはそれを持って闇の中に消えていった。そして不可解なことに、運転手の身体に撃ちこまれたはずの弾丸がいつの間にか消えて、その痕跡すら発見できなかった。その夜、クラブ「ゼロ」に現れたトップ屋・黒木三郎にそっと声をかけた男がいた。その男・大友は彼に小箱を託すと逃げるように立ち去った。黒木は小箱に何か大きな秘密が隠されていると直感し、大友のあとを追おうとするが、彼は何者かに射殺されてしまう。そして大友の死体からも弾丸が消えていた…。