二階堂卓也 銀座無頼帖 銀座旋風児 目撃者は彼奴だ
にかいどうたくやぎんざぶらいちょうぎんざまいとがいもくげきしゃはきゃつだ

『渡り鳥』シリーズと並行して製作された小林旭の『銀座旋風児』シリーズ第3弾。「月光仮面」川内康範の原作をもとに、銀座旋風児こと二階堂卓也が得意の変装で殺人事件の謎を追う。

深夜の墨田川畔で庶民経済会の前会長謀殺事件の犯人を追う梅沢刑事が殺害された。目撃者は小山田一郎という結婚間近のサラリーマンと、銀座旋風児の異名を取る二階堂卓也だけであった。翌日、卓也は小山田を呼び出したが中国服の女に妨害され、恐怖に怯える小山田の口も固かった。しかし卓也は梅沢刑事の遺した捜査メモから経済会に関係があると察し、得意の大芝居を打って出ることにする。ある夜、料亭・四条で庶民経済会の現会長・木戸川義策が二世のハンフリー・白川に腹黒い経営方針を語っていたが、実はその男はハンフリーに変装した卓也だった。一方、梅沢刑事殺害の目撃者・小山田は、現場に落ちていた名刺や、射殺に使用したと思われるブローニング銃が小山田の部屋にあったことから、犯人の濡れぎぬをかけられてしまう。

日本
製作:日活 配給:日活
1960
1960/3/26
カラー/83分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2260m
日活
【東京都】千代田区(丸の内ビル)/中央区(銀座)/東大和市(村山貯水池附近)
【静岡県】伊豆市(土肥)