六三制愚連隊
ろくさんせいぐれんたい

二世少年の正義感とヒューマニズムがハマに巣くう麻薬ギャングを制裁する!ダイヤモンドライン“第四の男”和田浩治主演の青春痛快ドラマ

カラリと晴れ上がってすがすがしい厚木街道を横浜に向けて疾走する派手なオープンカー。運転しているヘンリー岡山は、知人ウィリアムの好意で亡き父が好きだった日本へはるばるアメリカからやってきた二世の少年である。ヘンリーは、父が20年間も愛し続けた日本の恋人に遺産を渡す目的と、自分も好きな日本で勉学したいという希望に燃えていた。その途中、ヘンリーは自転車の故障で困っていた原マリ子という女子高校生と知り合った。お茶目なマリ子は、ハンサムであるヘンリーを一目見て好きになり、色々日本のことを教えるのだった。数日後、ヘンリーはウィリアムの紹介で聖トーマス高校に籍を置いた。この高校にはミッキーという乱暴な学生がいて不穏な空気を漂わせていた。ヘンリーは一段落ついたところで、日本橋にある料亭「藤の家」を訪ねた。この家に父の恋人である志田かね子がいるはずなのである。しかし、かね子はすでに亡くなっていた。ガッカリするヘンリーを慰めたのは、この家で芸者見習いをしているマリ子であった。ヘンリーはマリ子から、かね子に文夫という子供がいると聞いて、文夫を探して遺産を渡す決心をするのだった…。

日本
製作:日活 配給:日活
1960
1960/3/12
カラー/7巻/2328m/85分/シネマスコープ・サイズ
日活
【神奈川県】横浜市(港橋付近、横浜港、山手・外国人墓地、伊勢佐木町、元町・ユニオンスーパーマーケット、山下公園)/厚木市(厚木街道)
【東京都】立川市(立川基地)