危険な女
きけんなおんな
一人の新進作家が自分の小説に巧みに仕組まれた殺人事件を嗅ぎつけるスリルと戦慄に満ちた本格的推理映画。原作は松本清張の傑作「地方紙を買う女」。
ある地方紙に小説を執筆している作家の杉本隆吉は、自分の小説のファンだという美しい女性、芳子と知り合いになる。自分の作品が女性にも人気があるということに気をよくした杉本は、日頃から邪険にされていた雑誌社への当てつけと、ただ単純に芳子という女性をもっと知りたいという欲求から、彼女を調べ始めた。杉本にほのかな想いを寄せる女性記者の篤子も素性調査に協力した。しかししばらくして、芳子は地方紙を買わなくなってしまった。小説はこれからが見せ場なのになぜなのだろうかと、杉本は作家特有の好奇心から疑問を抱いた。そして篤子からの報告もあり、芳子の隠された秘密が明らかになる…。
日本
製作:民芸 配給:日活
1959
1959/12/16
モノクロ/56分/シネマスコープ・サイズ/6巻/1518m
日活