事件記者 深夜の目撃者
じけんきしゃしんやのもくげきしゃ
事件記者シリーズ第六弾。年末非常警戒中に郵便局強盗殺人事件発生、その兇悪犯人に挑む事件記者をスリルとサスペンスで描く事件記者映画。

ジングルベルのメロディが流れる師走の東京の街。今夜は恒例の警視総監歳末巡視がある。ここ警視庁の桜田記者クラブからは相沢キャップの声が電話声が聞こえてくる。「伊那ちゃん、ご苦労さん、どう、巡視の具合は?…そんなお大名行列が通っちゃ事件も逃げるだろうね……」だが、そのころ、不思議な殺人事件が起こっていた。お濠端を走っていたタクシーの運転手が突然苦しみ出し、血へどを吐いて死んだのだ。110番の急報にクラブは俄然色めきたった。――死因は青酸カリ中毒。自殺でも強盗によるものでもない。被害者の傍に食べかけのケーキの箱があった。そして毒はそのケーキに入っていたのだ。数時間後、捜査当局は一人の浮浪者から意外な事実を聞きだしていた。……市ヶ谷駅前で終バスの出たあと、停留所のベンチにケーキの箱が置いてあった…それを通りがかりのタクシーが拾っていった…という。ケーキは他の誰かを殺す目的であると睨み、終バスの車掌と客を洗うため菅は飛び出していった。しかし、そのころ深夜の郵便局に第二の殺人事件が起こっていた…。

日本
製作:日活 配給:日活
1959
1959/12/9
53分/4巻/1429m/モノクロ/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】千代田区(桜田門・警視庁前、麹町三番町付近)/新宿区(市ヶ谷駅前・関東バス停留所=東京駅発新井薬師行バス、新橋駅発丸山行バス)/中野区(上高田、中野駅南口映画館通り・三菱銀行中野駅前支店前、江古田・関東バス丸山営業所、野方警察署前)/台東区(上野駅ホーム)/北区(赤羽駅・ホーム、構内線路上)