二階堂卓也 銀座無頼帖 銀座旋風児 黒幕は誰だ
にかいどうたくやぎんざぶらいちょうぎんざまいとがいくろまくはだれだ

『月光仮面』の川内康範の原作をもとに、小林旭が巧みな変装で神出鬼没の活躍を繰り広げる『銀座旋風児(マイトガイ)』シリーズ第2弾。神戸に現れた二階堂卓也がニセ札事件の謎に迫る。

銀座旋風児こと二階堂卓也は、警視庁が追及している日本開拓公団汚職の核心となるニセ札事件を探知した。神戸で殺し屋から狙われている印刷工・加川を助けた際に、ニセ札の主謀者が公団理事長・腰村陣吉であることをもらしたのだ。東都ムタイムズの荒木にこのネタを知らせた卓也は、深夜密かに腰村の屋敷を襲い、証拠となるニセ札を突き付けた。慌てた腰村は料亭・きらくにかけつけ、ボスである新日本生産促進連盟・黒川壮介にこの危機を伝え、黒川は殺し屋・鉄と池谷に加川を消せと命令する。しかし加川の身柄は、卓也によって地検に保護されており、さらには情報屋の政の活躍で黒川一味の動行も既に卓也の耳に入っていた。卓也は馴染みの飲み屋のお春をスパイとしてきらくに住み込ませる。ところがお春は黒川に捕まってしまい、一度は卓也に助けられるが、卓也の誤算のために黒川の拳銃で倒され、警察病院に担ぎ込まれた。加川の命を狙う殺し屋の鉄も毒入り弁当を地検の加川に差し入れ、加川が悶絶死するのを見て兄貴分の高見沢に得意げに報告するのだった。だがそれは加川に変装した卓也の芝居だった…。
日本
製作:日活 配給:日活
1959
1959/12/6
カラー/74分/シネマスコープ・サイズ/6巻/2016m
日活
【東京都】中央区(銀座、日劇)/千代田区(東京地検)