『渡り鳥』シリーズの斎藤武市&小林旭コンビでおくる痛快アクション。海を捨てキャバレーの用心棒となった男が、香港麻薬組織の陰謀に巻き込まれる。
海を捨て陸で働こうとしていた木島は、その腕っぷしと小粋な喉をドラゴンのマスターに買われるが、堅気になろうとしていたため承知しなかった。だが、香港からの密航を助けてやったひろ子という娘が金で身柄を縛られているのを知り、彼女に金を工面するためにドラゴンで用心棒兼歌手として働くことを決めた。木島のステージは素晴らしく、ドラゴンの社長の情婦で踊り子のジューンをも魅了するものだった。そんな時、偶然にひろ子もドラゴンの踊り子として働くことになる。ドラゴンのマスターの好色な牙がひろ子の身体に向いた時、王がハワイから帰ってきた。王は香港麻薬ルートの最高責任者として顔を売っていたが、ドラゴンのマスターはこの機会に王の地位を狙おうと、陰謀を張り巡らせるのだった。