にあんちゃん
(にあんちゃん)
空前のベストセラーとなった十才の少女の日記を映画化。貧しさに負けず、明るく逞しく生きる兄弟愛を描いた感動巨篇。芸術祭参加作品。
監督
今村昌平
キャスト
安本喜一=長門裕之 堀かな子=吉行和子 松岡亮一=二谷英明/安本高一=沖村武 安本末子=前田暁子 安本良子=松尾嘉代/坂田の婆=北林谷栄 労務課長・坂井=芦田伸介 北村五郎=西村晃 金山春夫=小沢昭一 辺見源五郎=殿山泰司/鉱業所長=山内明 閔=大森義夫 正禹=高木均 賀原夏子 西脇の妻・せい=山岡久乃 桐野先生=穂積隆信/西脇=浜村純 坑夫・曾我=垂水悟郎 福島精肉店主=松本染升 夫・義雄=福原秀雄 労務幹部=加原武門 閔の妻=牧よし子 源五郎の妻=辻伊万里 福島精肉店員=高原駿雄/総務部長=河上信夫 いりこ屋主人・西河=大滝秀治 本郷淳 山本かほる 妻・花子=高山千草 加代あけ美 五郎の妻・菊枝=田中敬子 保健所係長・前田=日野道夫/光子=山本治代 斎藤久美子 漆沢政子 桂川恵子 三津田潔=福本真  澄川透 榎木兵衛 岡村佶 宮田稔
脚本
池田一朗 今村昌平
音楽
黛敏郎 
その他スタッフ
原作/安本末子(光文社版) 撮影/姫田真佐久 照明/岩木保夫 録音/橋本文雄 美術/中村公彦 編集/丹治睦夫 助監督/浦山桐郎 製作主任/森山幸晴 スクリプター/小林圭子
昭和28年春。佐賀県にある鶴の鼻炭鉱でストライキが行われている最中、安本一家の大黒柱である炭鉱夫の父親が、息を引き取った。残された喜一、よし子、高一、末子ら子供たちは父に死なれた悲しみよりも、明日からの生活への不安に胸をしめつけられていた。20才になったばかりの喜一が小さな弟や妹たちを養ってゆくなど、この不景気な炭鉱村では無理な話だ。事実、喜一は最低賃金の特別臨時の職にしか就けなかった。近所の長屋の人たちも、皆その日暮らしの苦しい生活をしていた。子供たちは学校に弁当も持っていけない状態で、末子や高一(にあんちゃん)も昼休みは校庭の片隅でお腹を抱えていた。若い保健婦・堀かな子は、彼らをどうにかしてやれないか末子の担任教師・桐野に相談したが、同じ境遇の子は沢山いると言われてしまう。不景気は続き、喜一が失業した。一家共倒れの悲劇を防ぐため、喜一は高一と末子をどこかへ預け、良子と自分は給料の良い長崎に働きに出かけることを決心した。高一と末子は炭住街の辺見家に引き取られたが、給料の遅配で辺見家も生活が苦しく、気がねして食事をあまりとらなかった末子が、とうとう栄養失調になってしまった。村では赤痢が発生し、末子も罹病した。やがて病魔は去ったが、どん底生活に喘ぐ炭鉱村に決定的な悲劇が訪れた。会社は、廃坑を宣言したのだ。人々は山を下り、高一と末子は関さんの家に引き取られたが、食物もひどく、鼻をつく異臭のする汚い堀立小屋に我慢出来なくなった二人は、とうとう夜逃げしてしまい…。
製作国:日本 製作:日活
配給:日活
製作年:1959
公開年月日:1959/10/28
上映時間ほか:モノクロ/101分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2769m
© 1959 日活株式会社

ロケ地

【東京都】千代田区(東京駅)/中央区(西銀座駅入口)
【高知県】四万十町(平串駅)
【佐賀県】唐津市(唐津城跡、舞鶴公園、唐津駅ホーム、駅前広場)
【長崎県】北松浦郡福島町(現・松浦市)(中興鉱業鶴之鼻鉱業所)
 

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