事件記者 姿なき狙撃者
じけんきしゃすがたなきそげきしゃ
事件記者シリーズ第四弾。アベック強盗未遂事件、予告警官狙撃事件の犯人に挑む事件記者をスリル、サスペンスで描く本格的事件記者映画。

おなじみ警視庁記者クラブも今では菅ちゃんが立派な事件記者として成長、又、長い警察廻りで有名なタイムスの敏腕記者地獄耳の竹さんこと竹本が最近仲間入りして、一段とにぎやかな今日このごろである。ところで、事件らしい事件といえば、二日前のアベック強盗事件位なもの。それも未遂で、片われの女が掴まった記事が日報の紙面をわずかに飾る程度だった。しかし、そんなのんびりした空気も、日報の部屋にかかってきた一本の電話で忽ち騒然とするのだった。「夕方までに、秀子を釈放するよう警視庁に伝えろ!もし釈放しないなら、警官にピストルをブッ放すってナ!」受話器を取った菅ちゃんの異様な緊張ぶりに俄然色めきたつ相沢キャップや伊那ちゃん達。電話の若い声から判断すると、大森の高級アパートに侵入したアベック強盗の男の方である。秀子というのは逃げ遅れて掴まった女の名前だった。「誰かのいたずらともとれるな??」半信半疑の相沢キャップはそれでも村長さんこと、村田部長刑事に一応連絡するのだった。

日本
製作:日活 配給:日活
1959
1959/10/14
51分/4巻/1388m/モノクロ/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】品川区(大井商店街)/大田区(蒲田銀座、蒲田駅)/港区(芝浦岸壁)/新宿区(歌舞伎町入口)/世田谷区(二子玉川園・飛行搭、多摩川土手)