東京ロマンス・ウエイ
とうきょうろまんすうぇい
新名所・東京タワーを舞台に平尾昌章のヒット曲に乗せて、若人の恋と友情を描く歌謡青春明朗篇。

東京タワーの入口で、売れない歌手の平田正一は弟分のサブと一緒に今日も見物人に絵葉書を売っている。ところが売れないばかりか無許可で販売しているため、守衛に追いかけられ、展望台に上れば記念写真屋で働いている恋人の道子に冷やかされ、月賦屋には愛用のギターを持っていかれる始末。一方、正一と同じアパートの住人で東京タワー内の森永スカイキャビンで働く和子は、日頃、松村という得体の知れない男に言い寄られ困っていたが、二郎という見知らぬ青年が店に書類の忘れ物をしたのをきっかけに親しくなる。和子は道子に松村が大変な金持ちでキャディラックに乗っていることを話すと、道子は俄然興味を示し、和子をダシにして松村を食事に誘う。ギターを取られた正一の許にもナイトクラブの仕事の話が舞い込む。その夜、ナイトクラブ「エッフェル」で松村、道子、和子がテーブルを囲んでいると、さっそうと正一がロックのリズムに乗って登場、一転してバラードになると松村が和子をしつこくダンスに誘うところへ偶然にも二郎が通りかかり、和子を甘いダンスに誘うと二人の仲は急速に深まっていったが…。

日本
製作:日活 配給:日活
1959
1959/2/11
モノクロ/5巻/1299m/48分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】港区(東京タワー・俯瞰、同・外景、同・展望台、同・森永スカイキャビン)