女を忘れろ
おんなをわすれろ

二人の女に恋を残し、異国に去りゆくマイトガイ・アキラの哀愁を甘い雰囲気とせつない慕情で描く超娯楽篇。

プロボクサーの田所修は相手選手を失明させてしまったことでボクシングの世界から追われ、キャバレーのドラマーとして生計を立てていた。バーに勤める年上の女・雪枝と同棲している修は、ある時、女子大生の尚子と出会う。尚子は修の勤めるキャバレーに出入りしている大沢という土建屋にアパートを建設してもらう予定になっているが、思うように進んでいないと言う。大沢はアパート建設と引き換えに尚子の身体を密かに狙っていたのだ。修は尚子の苦しい胸中を察し相談に乗っているうちに彼女に魅かれ、アパートの建設計画に協力することを決める。一方、雪枝は修と尚子が親密に会っているのを知るが、反発する以上に尚子の方が修に似つかわしいと感じ始めていた。そして腕っぷしに自信のある修はとうとう大沢の事務所に単身乗り込むことになり…。

日本
製作:日活 配給:日活
1959
1959/1/28
モノクロ/10巻/2667m/97分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】新宿区(西武新宿駅ホーム、歌舞伎町・西武新宿駅南、同・大久保病院前、下落合)/世田谷区(成城大学正門・盛林堂書店前、成城学園前並木路)/千代田区(日劇を遠くに臨む有楽町のモータープール、丸ノ内)/中央区(銀座)/東京全景(東京タワー)/大田区(東急目蒲線沿いの北千束)