第三の死角
だいさんのしかく

ボスの用心棒として操られていた青年が、初めて知った真実の愛情ゆえに足を洗おうとするが遂に破滅するというアクション篇。

加治英介と芳川一郎は大学時代、無二の親友だった。芳川は東邦造船の社員となり、ストライキ破りで会社側に認められ、久保会長ら重役陣の信用を得た。一方、加治はナイトクラブ“モンブラン”のマネージャーをやりながら、東邦造船の乗っ取りを企む産業界の黒幕・青山の秘書として密かな調査を続けていたところ、東邦造船の経理課長・木村から金と引換えに重要調書を手に入れた日、木村は何者かの車で轢殺された。そんなある日、加治はモンブランに来た久保会長の愛娘・秋子と知りあう。秋子は加治がどんな男かも知らず、惹かれた。その頃、芳川は社の秘命で会社機密の漏洩調査を開始。金廻りのよい木村の遺族を尋ね、小泉というボクサーが背後にいることをつきとめた。加治がボクシングを見物していると、そこに芳川がやってきた。お互いの立場を知らぬ二人は、大学時代の親友として旧交を深めるが-。

日本
製作:日活 配給:日活
1959
1959/1/22
モノクロ/97分/シネマスコープ・サイズ/10巻/2648m
日活
【東京都】千代田区(東京駅附近のビル、国会図書館前)