続夫婦百景
ぞくふうふひゃっけい

獅子文六の人気小説を『嵐を呼ぶ男』の井上梅次のメガホンで映画化したホームコメディ。豪華キャストの競演で、前作に登場した様々な夫婦のその後を描いたシリーズ続編。

大学を卒業した倉田夫婦は親の脛を齧るわけにもいかず、夫婦そろって共働きをすることに。妻のノリ子は商事会社のタイピスト、夫の達夫は高収入に目がくらんで夜間専門の駐留軍交換手をすることになり、時間が合わずすれ違いの夫婦生活に。一方、家事は夫任せの大川家では売れない童話作家の蒼馬が児童文学賞に当選し、賞金が転がり込む。そのニュースを聞いたノリ子はうまくおだてて奢ってもらおうと、蒼馬を歌声酒場に連れ出すことに成功する。蒼馬が鬼の居ぬ間の自由を謳歌している頃、編集会議で頑張っているみはるが自宅へ電話をしていた。「もしもし蒼馬さん、変な声出さないでよ。財布が茶箪笥の引き出しに入っていますから…」。ところが電話に出たのは泥棒夫婦で…。

日本
製作:日活 配給:日活
1958
1958/11/4
モノクロ/11巻/2834m/103分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】港区(新橋駅前)/台東区(隅田川、水上バス、浅草船着場、浅草仲見世、浅草六区、河沿いの公園)/中野区(東中野・日本閣)/江東区(亀戸・越中島支線の架道橋付近)