悪魔と天使の季節
あくまとてんしのきせつ
ひよわな悪魔の行動と天使のような若い十代のモラルが同居するハイティーンの生態を、正義感に燃える若い教師の視点を通して描く。
教師の宮原が都立桜山高校に赴任した日、校庭では女子バスケットボールの練習試合が行われていた。そこで活躍する千恵子の姿は宮原の目に眩しく映った。教室の秩序は荒れていて、中でも黒木率いる不良グループは学校内外で手を焼く存在だったが、宮原は生徒たちを更生させてみせると意気込んでいた。そんな宮原が特に心配していたのは、そのグループに千恵子が混ざっていることだった。何度説教しても黒木たちは反抗的な態度を見せるばかり。ある日、宮原は千恵子だけを呼び出して注意するが、「もう子供じゃない」と逆に食ってかかってこられてしまった。一方その頃、黒木たちはヤクザの縄張りを荒らしたことから揉めてしまい、乱闘騒ぎになっていた。黒木たちは何とか逃げおおせたが、宮原と別れて黒木に会いに駆け付けた千恵子だけが警察に捕まってしまう。
日本
製作:日活 配給:日活
1958
1958/8/19
モノクロ/81分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2218m
日活
【東京都】文京区(湯島天神、後楽園アイスパレス)/台東区(上野パレス座前、上野公園、不忍池、上野警察署前)/新宿区(新宿の盛り場)/渋谷区(渋谷の盛り場、渋谷夜景)/▲都内の高校
【神奈川県】松林のある砂丘⇒茅ヶ崎辺り?