池田大助捕物帖 血染の白矢
いけだだいすけとりものちょうちぞめのしらや
野村胡堂原作の映画化。長門裕之演じる若衆侍・池田大助が神出鬼没の怪盗団に敢然挑んだ娯楽時代劇。
江戸八百八町は、町人・武士を問わず白羽の矢を軒下に突き立て、娘をさらっていく盗賊疾風のため恐怖に捕われていた。名奉行・大岡越前守の輩下・池田大助は、疾風の槍さばきの鮮かさと、両国の「神変斉天雷」一座の槍使い新六の手並みが似ていることを知り、その小屋を訪ねた。新六を吟味中、大助は何者かに背後から小柄を投げられたが、綱渡りのお美濃の機転で危く難を逃れた。その帰り、彼のあとをつけて来た火傷の男に「この事件から手を引くように」と無気味に笑われ、大助はその事件の深さを知った。このことから疾風一味が大組織を持っていることに気附いた大助は、子分の仙太郎に矢印の落書きを探させ、遂に疾風の襲撃先をつきとめたが、時既に遅く一味が伊勢屋を襲ったあとだった-。
日本 製作:日活
日活
1957
1957/6/5
モノクロ/83分/スタンダード・サイズ/8巻/2263m
日活