フランキーの宇宙人
ふらんきーのうちゅうじん

珍無類の空飛ぶ円盤や単一細胞から製造される人工衛星人の出現など斬新奇抜なストーリーのフランキー十四役の空想喜劇

ある海岸の砂浜で日本ロケット界の権威“木下宇宙科学研究所”の木下博士が一人娘の愛子とともに新型ロケット“ピカ一号”の発射実験を行うということで東京夕陽新聞の市村記者も仲間の記者と一緒に駆け付け、世紀の瞬間を見届けようとしていた。「スリー、ツー、ワン、ゼロ」博士のカウントダウンで愛子が発射ボタンを押したが発射台のロケットはぴょんと魚のように跳ね上がるが飛ばずに砂へ落ちて突き刺さると白い煙を上げて溶けてしまった。ところ変わって、煙突掃除夫の境田栄は高井煙突店の物干し台にある小さな天体望遠鏡から恍惚と夢の世界を眺めていた。と突如、夜空を超スピードで飛び行く奇怪な円盤状の物体を見てびっくり仰天、がらがらどしんと下のごみ箱に墜落してしまった。一方、木下博士も空飛ぶ円盤を発見、すぐさま東京夕陽新聞に連絡したが、編集長の星野は先日の実験失敗で博士の樹が変になったと言って全然相手にしない。秘かに愛子を恋している市村記者は世界的特ダネと思ったが、がっかりする…。

日本
製作:日活 配給:日活
1957
1957/3/27
モノクロ/9巻/2333m/85分/スタンダード・サイズ
日活
【東京都】三鷹市(東京天文台)/大田区(羽田空港)/千代田区(東京生命本社ビル前、日比谷モーター・プール)