とても唄のうまい少女・河井みどり(江利チエミ)は妹と弟を連れて大島の椿油売りをしていた。油の売ゆきも良くなくガッカリしているところに一台のトラックが猛スピードでやってきて、みどりの弟を避け損ねて田んぼに転落する。トラックに乗っていたのはユニバーサルバンドの一行で、鼻持ちならない歌手・南条春夫(石原裕次郎)に挑発されたみどりは、その素晴らしい唄声を披露し、大絶賛を浴びるのだが…。