飢える魂
うえるたましい

全国的に大好評を博した日本経済新聞連載小説、全国民放三十局連続放送劇を映画化した愛欲メロドラマ巨篇。

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入院している味岡道代の見舞いで、芝令子と小河内まゆみは数年ぶりに偶然会った。大学教授夫人の道代は二人を羨望したが、富豪の実業家に嫁いだ令子も、子供二人を抱えながら建築ブローカーをやっているまゆみも、心の隅にわびしい魂の飢えを感じていた。数日前、令子はお茶会の席で、自分をみつめる青年紳士・立花烈に動揺を感じた。建築界を牛耳る五十男の夫・直吉は、自分を金のかからない秘書、娼婦としか考えてくれず不満だったが、令子は貞淑な妻として立花の気持に冷ややかに対応した。立花は財閥の分家の跡とりで、女に大変なドン・ファンぶりを発揮していたが、令子には真剣だった。愛人との関係を断つことを決心した立花は、やがて令子のいるところにいつも現れた。一方、小河内まゆみは、出版会社の部長で病妻持ちの下妻と十年来の間柄であったが、彼の求愛をさけていた。しかし二人の子供は、まゆみと下妻の関係を誤解し、不満を抱いていた。ある日、まゆみが借金してでも旅館業をはじめ、身をかためたいと下妻に相談に行った日、息子の昭は家を出て下宿生活をしたいと言い出し、まゆみを苦しめるのだった…。

日本
製作:日活 配給:日活
1956
1956/10/31
モノクロ/79分/スタンダード・サイズ/9巻/2158m
日活
【東京都】千代田区(日比谷交叉点附近、有楽町ガード附近/新宿区/品川区(品川附近を走る国電) 
【愛知県】名古屋市(名古屋駅上りホーム、テレビ塔、シナ忠旅館)
【京都府】京都市(三条寺町附近、木屋町附近)
【大阪府】大阪市(御堂筋)
【和歌山県】那智勝浦町(那智勝浦湾、旅館・勝浦館、勝浦海岸)
【三重県】松阪市(本居宣長遺跡(鈴の屋)、和田金)/志摩市(志摩観光ホテル、賢島)
【岡山県】▲山陽線/倉敷市(街並み、大原美術館、鷲羽山) ▲京阪電車、▲東海道線