乳母車
うばぐるま

家族のトラブルを若い人たちのモラルで解決する物語。『太陽の季節』『狂った果実』に次ぐ石原裕次郎の3作目で、石坂洋次郎の原作を得た裕次郎が太陽族のイメージを払拭し、好青年を演じた作品。石原裕次郎と芦川いづみの初共演作でもある。監督は『陽のあたる坂道』の名匠・田坂具隆。

波風ひとつない平穏な家庭で過ごしていると信じきっていた女子大生・桑原ゆみ子(芦川いづみ)は、友人から父に若い愛人がいることを聞かされ愕然とする。しかもあろうことか、愛人には父の子供までいるという。翌日、愛人である相沢とも子(新珠三千代)の家を訪ねたゆみ子は、留守のとも子の代わりに弟の宗雄(石原裕次郎)に出会い、父ととも子が本当に愛し合っていることを知るのだった…。

日本
製作:日活 配給:日活
1956
1956/11/14
モノクロ/110分/スタンダード・サイズ/11巻/3004m
日活
【東京都】目黒区(九品仏住宅街の道と商店街、浄真寺境内、九品仏駅)/中央区(築地、勝鬨橋)/▲D・デパート、▲M・デパート(赤ちゃんコンクール会場)
【神奈川県】鎌倉市(鎌倉駅、由比ヶ浜)