肉体の密輸
にくたいのみつゆ
“日本女性密輸出”という非人道的な国際売春組織の犯罪を暴くべく、船員に扮して単身暗黒街に乗り込んだ一保安官の生々しい悪への挑戦記録を描いた、迫真のセミドキュメンタリードラマ。

国際港ヨコハマ―そこは平和なたたずまいを見せているが、知られざる陰の街には幾多のどす黒い犯罪の魔手が躍っていた。長い占領期間中に密輸の確固たる土台が築きあげられ、各ルートにいるそれぞれのボスは、東京、横浜の国際的暗黒街をガッチリとおさえていた。ところが最近、日本女性の密輸という国際的売春組織を作りあげたと思われる事件が発生。入港した外航船の船艙から若い女の死体が発見されたのだが、女の体内から多数の男達による暴行の形跡が見られた。まもなく保安庁と水上署の見えざる敵への挑戦が始まった…。

日本
製作:日活 配給:日活
1956
1956/10/9
モノクロ/77分/スタンダード・サイズ/9巻/2122m
日活
【神奈川県】横浜市(横浜港、横浜港大桟橋、横浜港外、長者橋附近、横浜駅出口、新山下町あたりの裏町、弁天橋附近の河口、運河の岸壁、野毛町、山下公園、ヨットハーバーの岸壁、山下公園附近の道、伊勢佐木町のレストラン)