謎の金塊
なぞのきんかい

志津野一平シリーズ第5弾。ロマノフ王朝の秘宝発掘を巡って渦巻く妖奇戦慄の怪事件!国際陰謀団に挑む志津野一平!!

香港の町――花火が夜空に花を開かせていた祭の晩、とある歯科衛生院の二階でシムノヴィッチは金塊の秘密を握る、もと関東軍参謀大賀慎吾の裏切りについて情報を受け取った。旧軍人グループの組織する政治団体の資金として、大賀は独占を意図しているという。シムノは直ちに、東京にいる大賀から金塊の秘密を奪い取ることを部下の浅野辰司に指令するのだった。それから一年後、東京都内には、被害者が元軍人ばかりの謎の連続殺人が勃発していた。犯人はモンタージュ写真から火傷の男と判明したが、依然として足取り一つ掴めなかった。不思議なことに犯行日がきまって水曜日である。新聞はデカデカと水曜日の恐怖としてその謎の殺人事件を取り上げた。そんなある日、志津野一平は助手の秀子から今ジャーナリズムで話題になっているセミョノフ将軍の金塊話を聞くのだが…。

日本
製作:日活 配給:日活
1956
1956/6/26
83分/10巻/2263m/モノクロ/スタンダード・サイズ
日活