愛情
あいじょう

長門裕之、浅丘ルリ子のコンビで梅の花にも似た若き日の清純な恋を描いた叙情篇。

県随一の秀才の太郎は、入学試験勉強に訪れた東北の温泉町で女学生の浜子と知り合った。浜子は姉の信子とその娘の澄子と一緒に湯治に来ていて、偶然にも太郎と同じ旅館だった。信子に夜のトランプ遊びに誘われた太郎は、浜子の勉強を教えることを約束させられてしまう。やがて机に向かっても勉強が手につかなくなった太郎は、浜子に誘われるまま外に出て梅林で抱き合うが、二人の姿を信子が見ていた。翌朝、太郎は浜子を自転車に誘いに行くが、信子からすげなく断られてしまう。浜子に嫉妬した信子は温泉町から引き揚げることを決める。浜子たちの帰る朝がやって来るが、大勢の見送り人の中に太郎の姿はなかった…。

日本
製作:日活 配給:日活
1956
1956/4/25
モノクロ/85分/スタンダード・サイズ/9巻/2333m
日活