浴槽の死美人
よくそうのしびじん

お馴染み志津野一平シリーズ第4弾。雪の高原ホテルに謎を秘めた黒真珠をめぐって、大ギャング団と対決する名探偵志津野一平!!

水野三太郎と変名したお馴染み志津野一平は、助手の山村秀子を連れスキーと洒落こむが、到着早々、足を捻挫しホテルへ担ぎ込まれる。一方秀子は、一人でスキーを楽しんでいると、昔の仲間河村太一にめぐり逢う。久しぶりの再会にホテルの酒場で昔話に夢中の二人。と、遠くで物凄い轟音が聞こえたかと思うと、一斉に電灯が消え、ホテルは一瞬暗闇になるが「発電機の故障でございます。しばらくご辛抱ください」ボーイの知らせでほっとする客たち。ロビーの一隅では、227号室の宮田美子が相手の男と、ランプを挟んで密談の真っ最中である。222号室にくつろいだ一平は、清水君子という若い女性の訪問を受ける。彼女は真珠の加工販売業の父剛蔵とこのホテルに来ているのだったが、今度の取引に何か不吉な予感がするので、是非力になってくれとのことだった。変名はしていたが、彼女の父が以前、一平に会ったことがあるというのだった。そこへ秀子が帰って来て、それではと一平も承諾する。一方226号室の客・田島は、妻の咲子から彼女の過去の秘密を聞かされ驚くのだった。

日本
製作:日活 配給:日活
1956
1956/4/11
78分/9巻/2153m/モノクロ/スタンダード・サイズ
日活
【新潟県】湯沢町(岩原スキー場)