俺は犯人じゃない
おれははんにんじゃない
銀行ギャング団のトリックに陥ちて金庫破りの濡れ衣を着せられた男が真犯人の追求に成功する壮烈な激闘篇

ドリルの政こと西島政吉は模範囚として刑期短縮で出獄する。彼は金庫破りの常習犯であったが可憐な乙女、ゆきの純情により足を洗うことを決意して自首したのであった。ゆきは彼の出獄を一日千秋の思いで待っていた。彼女は、政吉の入獄中も彼を励まし続けてきたのであった。彼は刑務所の門を出ると真直ぐに彼女の下宿先へ向かった。だが、そこには笑顔で迎えてくれるはずの彼女の姿は見当たらなかった。次郎と二人で心当たりを探し回っていると、ある晩、「ゆきちゃんのことで会いたい」と見知らぬ男が使いに来た。政吉がその男と出かけ、ある銀行の裏手まで行くとそこで捕物陣に逢い、銀行襲撃の一味として連行されてしまう。彼は必死になって無実を主張するが、前科があるうえに証拠が揃い過ぎていた。が、次郎の手引きで護送の途中で脱走した政吉は、自分の手で真犯人を挙げ、無罪を証明する非常手段に訴えることを決意し、行動を開始した。

日本
製作:日活 配給:日活
1956
1956/2/12
90分/10巻/2457m/モノクロ/スタンダード・サイズ
日活
【東京都】新宿区(伊勢丹裏の空地、スケートリンク、歌舞伎町、四ッ谷、野球場)