三つの顔
(みっつのかお)
五年後の再会を約して別れた三人の戦友が、複雑な現代の世相の中で三者三様の生活を送るうち思わぬ再会をする。井上梅次と舛田利雄の共同執筆のオリジナルシナリオによる迫力と感動の豪華大作。
監督
井上梅次
キャスト
岸健一郎(ギャング)=三國連太郎 志賀英治(拳闘家)=水島道太郎 小林大三(ニコヨン)=伊藤雄之助 志賀の妻・園江=新珠三千代/源さん=殿山泰司 マネージャー石田=小林重四郎 萩山の手下・鈴木=市村俊幸 ボス篠田=増田順二 萩山組社長・萩山=安部徹/健の姉・真理=廣岡三栄子 お紺婆さんの姪=桂典子 酒場の女=山岡久乃 娼婦宿の女=津村悠子 お紺婆さん=飯田蝶子/東亜拳闘会会長・伊東=清水一郎 古着屋=加原武門 古靴屋=山田禅二 刑事A=鴨田喜由 拳闘家・ドラゴン村山=高品格/署長=伊丹慶治 時計売りのアンチャン=三島謙 ピン公=光沢でんすけ 篠田の手下・鉄=黒田剛 乾分A=峰三平 トレーナー谷=衣笠一夫/拳闘ファンの女=福田とよ 篠田の手下・安=宮原徳平 刑事B=山之辺閃 管理人=坂井一郎 劇場支配人=弘松巌 乾分B=澄川透/小林大三のニコヨン仲間=深水吉衛 小林大三のニコヨン仲間=花村信輝 岸のセコンド=柳瀬志郎 小林大三のニコヨン仲間=小泉郁之助 試合会場の係員=須藤孝 小林大三のニコヨン仲間=杉幸彦/村山のセコンド=深江章喜 運転手=植村進 拳闘ファンの男=永島明 特別出演=日本ボクシング・コミッション認定 レフェリー阿部幸四郎 アナウンサー阿久津直義 (以下、主なクレジットなしの出演者)小林大三のニコヨン仲間=紀原耕(後に紀原土耕) 小林大三のニコヨン仲間=村田寿男 小林大三のニコヨン仲間、保土ヶ谷駅のホームに向かう女性(二役)=石塚雅子 東亜拳闘会の男性=三浜元 映画館の観客、ドラゴン村山のセコンド(二役)=本目雅昭 映画館の観客=葉山良二 映画館の従業員、試合の観客=川村昌之 警官=露木護 警官=白井鋭 工事現場の事務員=河瀬正敏 アパートの住人=鈴木俊子 神山勝 ナイトクラブのマネージャー=三笠謙 ナイトクラブのホステス、街頭テレビの観客(二役)=泉桂子 雨宿りの男=松岡清 RURUの客=高野誠二郎 RURUの客=井東柳晴 下町の住人=宮路正美 試合の観客=瀬山孝司 試合会場の係員=速水脩二 警官=古田祥
脚本
井上梅次 舛田利雄
音楽
伊福部昭 音楽出演/レイモンド・コンデとゲイ・セプテット、フランシスコ・ネーコ 
その他スタッフ
製作/坂上静翁 撮影/藤岡粂信 照明/安藤真之助 録音/橋本文雄 美術/小池一美 編集/鈴木晄 助監督/中島義次 製作主任/野村耕祐 特殊撮影/日活特殊撮影部  
ビルマ戦線で命を助け合った三人の戦友-岸健一郎、志賀英治、小林大三が引揚者でごった返す品川駅のホームで五年後の再会を約束して別れてから五年の歳月が流れ、再会の日が近づいて来た。道路工事場のニコヨンである大三は、貧しいながらも悪事をせず、再会を楽しみに僅かな金を貯めながら生きてきたが、空腹で倒れた。大三を助けたリーダー格の源さんは事情を知り、五年振りの再会で彼に恥をかかせまいと、仲間たちから金を集め、大三は仲間の有難さに感激して涙を流した。拳闘家になった英治は試合を明日にひかえ、三十万円で勝ちを相手の村山に譲ってほしいと萩山組に誘われていた。断る彼だったが、肺を病み、喀血した恋女房の園江の蒼ざめた顔をみて、誘惑に負けてしまう。健一郎は、頼りになるのは姉の真理一人だったが、彼女は篠田という男の情婦になり下がっており、篠田の手先となって強盗を働いていた健一郎は警察に追われていた。さて再会の日、東京駅の約束の場所で待っているのは、大三ひとりだけ。約束した三人の再会は、果たして実現できるのか・・・。
製作国:日本 製作:日活
配給:日活
製作年:1955
公開年月日:1955/8/9
上映時間ほか:モノクロ/100分/スタンダード・サイズ/10巻/2735m
© 日活

ロケ地

【東京都】東京全景/品川区(品川駅)/江東区(小岩大橋、道路工事現場)/台東区(浅草、浅草公園、隅田川)/千代田区(東京駅、丸ノ内日活)/港区(日活スポーツセンター)/中央区(銀座、数寄屋橋公園)/明治大学拳闘場/調布市(多摩川川原(=ビルマ戦線の回想シーン))
【神奈川県】横浜市(平沼のガスタンク上の夜間ロケ(=岸が警官隊に追われてガスタンク上に逃げるラストシーン)、保土ヶ谷駅)
※岸役・三國のパントマイム演技はジャン=ルイ・バロー著「パントマイム論」(書名要確認)を参考にし、扮装は「クノック」(ジュール・ロマン原作の喜劇)のルイ・ジューヴェからヒントを得たものだとか。

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