若き魂の記録 七つボタン
わかきたましいのきろくななつぼたん

予科練習生の若い魂の記録を、敗戦に至る破局の中で、人間愛の貴重であったことを強調して描いた日活若手俳優総出演の青春感動巨篇。

昭和20年、すでに戦局は日本不利となっていたが、“海軍飛行予科練習生”はいまだ少年たちの憧れであった。吉武一(長門裕之)ら予科練習生たちは、3か月の猛特訓を経て、入隊以来初めての家族面会の日を迎えた。吉武の母・たみは、吉武の七つボタンの制服姿を一目見て、ただただ泣いた。吉武の幼馴染・みどり(芦川いづみ)は挺身隊の訓練で面会に来られず、たみに自分の写真を預けていた。面会後、吉武の所属する第一斑に、歴戦の勇者である足立上曹(三國連太郎)が赴任してきた。そして、戦火で甘さをすっかり失っている足立上曹の鬼訓練が始まった…。

日本
製作:日活 製作:日活
1955
1955/7/12
モノクロ/107分/スタンダード・サイズ/11巻/2940m
日活