次郎長遊侠伝 秋葉の火祭り
じろちょうゆうきょうでんあきばのひまつり

清水次郎長が、遠州の大親分・黒駒勝蔵を相手に、秋葉の火祭りの夜に大暴れ、黒駒一家を散々な目にあわせて、ここに清水一家の誕生という、痛快無類な時代劇。

大親分の勝蔵は秋葉権現への献納品として、名石工・利平に石燈篭を作らせようとするが断られる。勝蔵は利平が油屋・佐久太郎の石燈篭を作ったことを聞き、佐久太郎の番頭・三五郎とその許嫁・お峰、老番頭・元三が献納する石燈篭を奪い取るために、子分の助十を秋葉路に待ち伏せさせる。助十は三五郎を谷川の河原で殴り倒し、元三を殺して石燈篭を奪い取る。三五郎を探しにいったお峰は、谷川で顔を洗っている次郎長に声を掛ける。お峰から話を聞いた次郎長は元三を埋葬し、三五郎を探してやろうと坂下宿へ向かう。途中で出会った助十の妹の馬子・お美代に次郎長が安い宿を探してくれと頼むと、お美代は自分の家に泊まるように言う。お美代の家で次郎長が風呂に入っている間に、勝蔵が宴会の席の賭博の景品にするために、妾のお仲に言いつけてお峰を連れ去ってしまう。三五郎とばったり出会った次郎長は、二人で宴たけなわの料亭に乗り込んでいく…。

日本
製作:日活 配給:日活
1955
1955/2/18
モノクロ/90分/スタンダード・サイズ/9巻/2458m
日活