阪東妻三郎が忠臣蔵外伝の赤垣源蔵徳利の別れを熱演。
※1954年11月30日改訂新版「忠臣蔵赤垣源蔵 討入り前夜」として公開。
時は元禄。元赤穂藩の浪士・赤垣源蔵は兄の家に居候をしながら、酒浸りの自堕落な日々を送っていた。兄の伊左衛門と隣家の娘・千鶴江こそ源蔵を優しく見守っていたものの、他の者は「吉良上野介を討つ気がなくなったのか」と彼を心良く思っていなかった。ある日、源蔵は品川宿で大石内蔵助の密書を抱えた二人の者を敵から救う。この源蔵の行動は彼の正義感から出た行動であったが、伊左衛門や千鶴江が彼から距離を置くきっかけになってしまう。そのことに対して悲しむ源蔵であったが、一方で、心の中で討ち入りの決意を燃やしているのであった。そして討ち入りの前夜、彼は今生の別れを伊左衛門に告げに行くのだが…。
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