限りなき前進
かぎりなきぜんしん
「裸の町」に次ぐ内田吐夢作品で原作は小津安二郎の「愉しき哉保吉君」。轟夕起子多摩川第1回出演。
※戦後改編(7巻78分)
(公開当時のプレス資料参照)
高林商事会社に二十年勤続する野々宮保吉は、妻とデパート勤めの娘・敏子、息子・良助たちと平凡だが大して不平もない生活を郊外で送っていた。食卓で良ちゃんの帰りを待つ野々宮夫婦の話題は、新居の工事半ばで大工から言われた、工費追加による家計についてだ。こんな両親の苦労を知らない良助は、写真機がほしいと父親にねだる。ある日、高林商事では事業拡張のための増資とともに定年制が導入されることになった。これにより、三年後に定年を迎えることになる野々宮氏は、将来に大きな不安を覚えるのである…。
日本 製作:多摩川撮影所
日活
1937
1937/11/3
モノクロ/99分/スタンダード・サイズ/9巻/2722m
<ご注意>
戦前の製作作品(1942年以前)は、資料の不足などの事情により、当HPのデータの内容が必ずしも正確なものとは限りません。
日活