恋愛と結婚の書 結婚篇
れんあいとけっこんのしょ2けっこんへん
「恋愛と結婚の書 恋愛篇」に次いで阿部豊が監督した同作の後篇。原作・菊池寛。
あらすじ 医学士北川と幸福に満ちて結婚した立花さくらだったが、医学の研究に没頭する夫を何時しか不満に思うようになった。さくらは妊娠していた。出産の日も夫の北川は流行の赤痢のために仕事が忙しく病室に詰めていた。生まれた赤ん坊が死産となり母になる喜びを打ち砕かれたさくらは、次第に夫婦の間にわびしい日が続くようになった。だが日が経つにつれて医学士としての夫が理解できるようになった。過去を持つ女の悩みに耐えかねた朱実はある日菊池先生を訪れて教えを乞うた。「過去を打ち明けず、償う意味でより深い愛情を以て結婚せよ」と教えを受け、宮坂と結婚して新しい生活の第一歩を踏んだ。宮坂はアメリカ赴任を命ぜられ二人は華やかに出発した。平吉と結婚した春江は夫が日夜料亭に入り浸って家庭を忘れる態度を悲しんだ。だがおとなしい春江はかなえられた運命に服従してひたすら平吉を信じ愛した。その頃さくらは妻の愛情が夫の仕事を助ける偉大な役割をなす事を発見した。さくらの上に愛と幸福の平和な生活が続いていた。
日本 製作:多摩川撮影所
日活
1936
1936/10/1
モノクロ/スタンダード・サイズ/9巻/2416m/88分
<ご注意>
戦前の製作作品(1942年以前)は、資料の不足などの事情により、当HPのデータの内容が必ずしも正確なものとは限りません。
日活