
長い待ち時間も、緊張感も、プレッシャーも、めちゃめちゃ楽しかったです。
事務局から「ビーバップスクール」の中学生版みたいな映画のオーディションがあるけど受けてみないかと連絡を受けたのが夏休み。学院で「技斗」を指導していただいている髙瀬道場さんからの紹介ということもあって、なんとかオーディションをパスすることができたけれど、中学生役なのに19歳の僕は一番若い方、まわりは全員プロの役者さんで、ものすごくプレッシャーでした。
学院講師の森聖二先生がこの映画のアクション指導だったので安心だと思ったのも束の間、プロテクターを仕込んで実際にあてていくアクションは初めての経験、加減がなかなかつかめず、「石塚!」っと大きな声が何度もとんできました。森先生はプロの現場では学校とは違うプロの顔をしていました。
髙瀬道場から出演している僕以外の人たちの技術はすごくて、ものすごい迫力、やればやるほどにその差が歴然とし、僕は単に型を覚えてそれができるだけ、そこまでの段階だということを思い知らされました。それでも、学院での実習で、流れやフレーム感覚がわかっていたのでこれは役に立ちましたね。
東映撮影所で顔合わせがあり、はい君はこれってタイプ別に組分けされ、僕は雑魚チームの1中生、制服はブレザーで髪型はパンチパーマに指定されました。これはインパクトありましたね(笑)。怖面のガタイのいい人は悪チームの2中生で髪型はリーゼント。撮影にはいってみると、すごく分かり易い勢力図ができあがっていました。現場はホントに楽しかったです。シナリオもめっちゃ面白かったです!
監督は今回の作品でデビューをされた隅田靖監督、役者中心に意見を交換しながら作品を創りあげていくタイプの方で、一体感があってよかったです。主演の方々と僕らがここはこうしたほうがいいんじゃないかと、同じ役者同志として芝居について話しをしたりすることもあって、すごく貴重な経験となりました。プロの現場に立つには自分もプロでなければいけないということが実感でき、出演する前以上に俳優になりたいという気持ちが強くなりました。
そのためには、小さい頃から言われ続けてきた「やればできるのに、何故やらない」、これを何とかしないと・・・。もう一歩先にいく努力を自分が何処までできるかというわかりすぎている課題に向き合うことだと感じています。