
オーディションはどうでしたか
オーディションは同期の子たちと同じグループだったのですが、緊張しまくってしまって、声が出ませんでした。私は話すのが上手くないので、とにかく素直な気持で対応することだけを考え臨みました。
合唱の稽古はどうでしたか
最初は、本当に全国大会に行けるような合唱部になれるだろかと本当に不安でした。
稽古は、約2ヶ月前から週2回のペース、そのうち3~4回と古入りましたが、全然苦にならなかったです。実際の合唱部の稽古に参加させてもらったり、コンクールにもみんなで足を運んだり。「映画」ってこうやってつくられていくんだって、実感できました。
稽古は楽しかったです。いろんなタイプの曲があって大変だったけど、合唱がはじめての子や、楽譜が読めない子もいる中、先生の指導は適切で、すごくわかりやすかったです。とっても優しい先生だっただけに、たまに怒られると、効果てきめんでした。指揮の先生もすごくて、とても勉強になりました。
映画だからこそ驚きと発見がありました
舞台とは違って、その場で指示をされて、そのまま演じるというのが最初はとまどいました。
台本では「合唱部員○○○」と、半行しかないト書に対して、細かな演出を受けてつくっていく面白さもありましたね。
スタッフの人が七浜高校合唱部31人の名前を全員覚えていて、「次愛佳ちゃんこっちね」って感じで名前で呼んで指示してくれるのにも、驚きました。私たちを一人の役者として扱ってくれたことが、嬉しかったです。
田中監督はどんな方でしたか?
監督は陽気で、いつも笑わせてくれて、私たちを盛り上げてくれ、伝わり易い演出でした。
いつも不思議なTシャツを着ていらしたのも印象的。
プロの役者さんとの共演の印象は?
夏帆さんは他の仕事もかけもちで忙しいはずなのに、次の稽古までには与えられた課題をマスターしているんです。ミズキさんのピアノの習得ぶりにも驚かされ、とても刺激になりました。
夏帆さんの「天然コケッコー」もすごく好き、「フラガール」ではミズキさんのシーンに泣きました。こんな身近で共演できていることが不思議なくらいでした。
好きな曲は?
「青い鳥」です。本録の時には「今、一つになれた」という感動で鳥肌がたちました。
何回も聞いているけれど、聞けば聞くほど好きになります。女の子のやわらかい声で歌うのがすごくよくて。この歌が合唱部のみなさんにも、歌っていってもらえたらと思います。
映画についてのメッセージを
撮影中は正直言うと、自分がこの映画に貢献できているのかがわからなくて、自信がもてないままでした。どうしても一歩前に出られない自分がいて・・・。でも、映画の打ち上げの時に助監督さんが、心に響いた言葉があったから伝えたいと言ってみんなに贈ってくれたメッセージ「高校合唱部の見学に行ったとき、野田が真剣な顔で「何故、合唱部に入ったのですか」と聞いた言葉が、そのまま「何故映画に関わっているのか」と自分が問われた気がしたんだ・・・」この言葉を聴いて、自分がこの作品に存在した意味を自分の中に認めることができ、涙があふれました。一つの映画をつくるってこういうことなんだって、あらためて感動しました。
映画は、もう自分が出るシーン、出るシーン撮影のことを思い出してしまって、とても客観的には観られませんでしたが、自信なげな自分も含め、31人が合唱部の一員として過ごした3ヶ月を観て頂けたらと思います。公開が楽しみです。