
三谷組の現場に参加できたことは本当によかったです。
最初に感じたのは、映画の知識はもちろんですが、それ以上に一般常識が身についていないとダメだということ。
別パートの方から「お前は幼稚園児か」とどやされたりしたことも(笑)。
電話の対応一つとっても、本当に学生レベルの常識しか持ち合わせていないことを痛感させられました。
最初は、業界用語もわからなくて、正直、先輩たちの発する言葉の半分も理解できていなかったように思います。
3ヶ月という長い実習の中で、製作というパートが、撮影現場ではなくてはないならない職種であること。製作がいなければ現場は回っていかないということを実感しました。
指導いただいた森さんから最初に言われた「映画の父が監督ならば、母なる存在が製作部だ」という言葉が終りになってやっと理解できました。
監督はもちろん、それぞれのパートにすごいスタッフの方々がいて、この現場を通して多くの人たちに出会えたことは、貴重な経験になりました。
美術のセットが本当にすごくて、驚きました。もう、信じられないようなスケールです。美術監督の種田洋平さんには1年生の時に特別講義を受けていたので、最初にご挨拶をしたのですが、名前も覚えてくれ、あの手の届かない存在であった種田先生にお茶を出し、同じ現場に立って話をしている自分が不思議でした。