作品テーマ 花火 2007年9月
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≫「恋想花火」 武田沙織
かなうことのなかった想いを花火にこめて、冬の澄みきった空に打ち上げる《恋想花火》。いつまでも嫁がない娘の行く末を心配した母は恋想花火の打ち上げをすすめる。娘の幸せを願う母の気持ちと、15年守り続けた恋人との約束に決別していく娘の想いが重なる打ち上げシーンが秀逸。(斉藤)
≫「線香花火の恋」 村松愛
片思いだった正雄に花火をしようと声をかけられた信子。その至福の時は思いがけない正雄のひと言で終わる。火花を散らすことなくぽとりと落ちてしまう線香花火――。夏の終わりとともに消えていく初恋が切なく描かれる。(斉藤)
≫「隣の国からのプレゼント」 越川里子
if、もしも、あした死ぬと分かったら、あなたはどうしますか…。 幼なじみの清彦くんに惹かれていたことに気づいた「私」は、想いを告げようと思い切ってダイアルを押す。だが、すでに難を逃れて町を離れてしまったのか、呼び出し音が空しく鳴るだけで、とうとう最後の時が来てしまう。その時、家の外で「私」の名を呼ぶ清彦くんの声が――。
(斉藤)

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