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映画『サニー/32』完成披露イベントで、個性的な出演者たちが豪雪地帯での壮絶すぎる撮影を振り返る!
2018年01月23日(火曜日)

2/9(金)新潟・長岡先行公開を経て、2/17(土)より全国公開される映画『サニー/32』の完成披露イベントが1/18(木)新宿バルト9にて行われました。

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キャプテンをつとめるNGT48ならびにAKB48グループから今春卒業することを昨年8月に発表し、卒業後女優としての活躍を誓った北原里英さんの女優業本格始動第一弾作品となる映画『サニー/32』は、日本映画界を席巻した白石和彌監督の『凶悪』(13)から5年、ピエール瀧さんとリリー・フランキーさんの"凶悪"コンビが北原里英さんを拉致・監禁する衝撃作。

完成披露イベントには、豪雪地帯での過酷な撮影を思わせるような雪が場内に巻きあがる幻想的な雰囲気の中、4/14に卒業コンサートを控える主演の北原里英さんはじめ、劇中で北原さん演じる主人公・藤井赤理を"サニー"と呼び拉致・監禁する狂信的信者に扮するピエール瀧さんとリリー・フランキーさん、物語の鍵を握る役を熱演した門脇麦さん、白石和彌監督が登壇。昨年2月に新潟で行われた過酷すぎる撮影を振り返りつつ、先読み不可能な物語の内容にピッタリなトークを繰り広げました。

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完成披露イベントの模様
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【場所】新宿バルト9
【登壇】北原里英、ピエール瀧、門脇麦、リリー・フランキー、白石和彌監督
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グループ卒業発表後初の映画主演作となる北原さんは、本作への出演が発表された頃を思い出し「脚本を読んだ時、どんな映画になるのかわからなくて不安や緊張もありましたが、皆さんに引っ張って頂きながら集中して撮影に臨んでいました。白石監督の『凶悪』の大ファンでしたし、『凶悪』に出演されていたピエールさんとリリーさんとご一緒できて嬉しかったです」と喜びを語りました。

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また、白石監督作品『凶悪』で強烈なタッグを組んで注目を浴びたピエール瀧さんとリリー・フランキーさんは、『凶悪』とは違ったキャラクターで本作でもコンビを演じていますが、「2人の立場が前作(『凶悪』)と逆転している。今回は2人がどこか間抜けなんだよね」と笑いながら語るピエール瀧さんに対し、リリー・フランキーさんも大きくうなずき共感している様子。

本作の鍵を握るキャラクターとして登場する門脇さんは、久しぶりの白石組での撮影に「突飛なキャラクターで感情移入しづらい作品だったので、台本を何度も読み直しました。それでも理解しきることは難しかったです」と吐露し、さらに「NETFLIXの『火花』は日常的で穏やかなものを描いていたので白石監督はいつもニコニコして穏やかだっだのですが、ハードなシーンを撮影している本作でもニコニコしながら撮影していました」とのエピソードを明かしました。

去年2月、新潟の雪山から海の家と過酷な環境で撮影をこなしたキャストの皆さんですが、誰よりも体を張って演技した北原さんについてピエール瀧さんとリリー・フランキーさんは「本当に大変だったと思うけど、(彼女の)覚悟をみたよね。いつも文句を言っていたのは僕ら(ピエール&リリー)だもんね」と北原さんを大絶賛。

また、公開に向けた最後の仕上げとして、3人目のサニー(1人目は北原、2人目は門脇)として北原さんにそっくりなマスクを付けた"サニー人形"が登場!映画館に展示されるというサニー人形を、ピエール瀧さんとリリーフランキーさんが拘束し、檻に監禁するというまさかの奉納式も行われ、会場を沸かせました。

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以下、Q&A抜粋です。

-北原さんは、本作がAKB48グループからの卒業発表後、初の主演作となりますが、出演が決まった際のお気持ちと、脚本を読まれた印象を教えてください。

北原 どんな映画になるのかわからなくて不安と緊張もありましたが、ワクワクしていました。現場に入ってからは、皆さんに引っ張ってもらっていました。白石監督の『凶悪』の大ファンでしたし、『凶悪』に出演しているピエールさんとリリーさんとご一緒できて嬉しかったです。 

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-ピエール瀧さんとリリー・フランキーさんは、白石監督作品では『凶悪』でもタッグを組んだお二人ですが、本作では『凶悪』とは違った関係性のキャラクターを演じられました。脚本を読まれた印象と、どのようにキャラクターを作っていきたかをお聞かせください。

ピエール瀧 僕らタッグじゃないですからね(笑)!『凶悪』ではリリーさんが主犯で僕が実行犯のような関係でしたが、本作は立場が逆転していました。それに僕らが演じた今回の2人は、どこか間抜けなんです。完成した『凶悪』を初めて観たときも、監督の白石さんに同じことを言ったのですが「何なんだ!この映画は!」と(笑)。役を演じる上で気をつけたことは、なぜこの人物はこんなことをしているのか?と疑問に思う瞬間が所々あったので、それぞれのシーンが効果的かつ意味を持つにはどう演じれば良いかと考えていました。

リリー・フランキー ネットアイドルという偶像を拉致してしまう話なのですが、ピュアな部分と凶悪な部分が共存する話だと思います。

-門脇さんは、物語の中盤から登場するキャラクターのため撮影には途中から合流したと聞いています。白石監督とはNETFLIX「火花」でもご一緒されていますが、本作の脚本を読まれた印象と、本作での白石組についてお聞かせください。

門脇 突飛なキャラクターで感情移入しづらい作品だったので、台本を何度も読み直しました。 NETFLIX「火花」は日常的で穏やかなものを描いている作品なので、監督はいつもニコニコして穏やかだったのですが、本作でもハードなシーンを撮っているのにニコニコしながら撮っていました(笑)。

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リリー・フランキー 出演者の間で監督のことを"サディスティックハムスター"と呼んでいました。「どうぶつの森」に出てくるハムスターにすごく似ているんです。(登壇者全員うなずく) 

-現役アイドルとして活動する北原さんを主演にした本作ですが、撮影中の北原さんはいかがでしたか?またピエール瀧さん、リリー・フランキーさん、門脇さんのキャスティングの経緯に関して教えてください。

白石監督 リクエストしたことに対して全てやってくれました。一瞬しか写らないシーンで、極寒の雪原を裸足に薄着という格好で歩く撮影があった時も体当たりで演じてくれて、逆に申し訳なく思ってしまうほどでした。 

-北原さんはピエール瀧さん演じる柏原に殴られたり、顔をなめられたり、過酷な撮影を乗り切りました。撮影はいかがでしたか?

北原 そういったシーンより過酷で辛い撮影があったので、抵抗なく演じられたと思います。

MC 本作に臨む北原さんの姿勢をご覧になって、ピエール瀧さんはどのように感じられましたか?

ピエール瀧 本当に大変だったと思います。(女優としての)覚悟を見た気がします。監督のリクエストを全部やっていたら死んでしまうんじゃないかと思うのに、文句も言わずに頑張っていました。いつも文句を言っていたのは、僕ら(ご自身とリリー・フランキーさん)ですよ(笑)。

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北原さんの女優魂を感じることが出来るシーンの数々を、ぜひスクリーンで御覧ください!お楽しみに。


映画『サニー/32』2018/2/9(金)新潟・長岡先行公開。2/17(土)全国公開!


ストーリー
冬の新潟の或る町。仕事も私生活も振るわない中学校教師・藤井赤理(北原里英)は24歳の誕生日を迎えたその日、何者かに拉致された。やったのは二人組で、柏原(ピエール瀧)と小田(リリー・フランキー)という男。雪深い山麓の廃屋へと連れ去り、彼女を監禁。柏原は「ずっと会いたかったよ、サニー......」と、そう赤理のことを呼んだ。"サニー"とは――世間を騒がせた「小学生による同級生殺害事件」の犯人の通称。そのいたいけなルックスゆえに「犯罪史上、最もかわいい殺人犯」とネットなどで神格化、狂信的な信者を生み出すことに。この"サニー事件"から14年目の夜、二人の男によって拉致監禁された赤理。赤理は正気を失っていきながらも、陸の孤島と化した豪雪地帯の監禁部屋から脱出を試みるが、それは驚愕の物語の始まりにすぎなかった――。[PG12]

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©2018『サニー/32』製作委員会


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本編映像解禁


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『サニー/32』

★2018/2/9(金)新潟・長岡先行、2/17(土)全国公開★

14年目に動き出した、新たな事件-。サニー、それは"犯罪史上もっとも可愛い殺人犯"と呼ばれた女の子。[PG12]

監督:白石和彌

出演:北原里英 ピエール瀧 門脇麦 リリー・フランキー ほか

©2018『サニー/32』製作委員会



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