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『全員死刑』小林勇貴監督×『ビジランテ』入江悠監督によるスペシャルコラボトークショーが実現!
2017年12月09日(土曜日)

小林勇貴監督『全員死刑』と入江悠監督最新作『ビジランテ』とのスペシャルコラボが実現!12/8(金)テアトル新宿にて『全員死刑』上映後、小林監督と入江監督によるトークショーが行われました。共に自主映画出身のお二人のさまざまな共通点が明らかになり、映画製作に対するこだわりや熱い思いが語られました。

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強い家族の絆、熱い親子愛が、監禁、暴行、絞殺、毒殺、銃殺と連続殺人にエスカレート。本作は、被告である家族4人全員に死刑判決が下った異例の事件について自らの殺人を武勇伝として語り、現在も死刑囚として投獄中の次男が記した手記をモチーフに、本物のヤンキーを出演させるという驚きの手法で映画界を揺るがせた『孤高の遠吠』(15)の小林勇貴監督が、『冷たい熱帯魚』(11)、『凶悪』(13)の製作陣とタッグを組んだ商業映画デビュー作。

借金を抱え困窮した生活を送っていた4人のヤクザ一家が、近所の資産家の金を奪おうと企てた無謀な計画を実行。1人殺害したことをきっかけに、連続殺人へと発展していく様を実行犯の次男目線で描く問題作です。

主演の次男・タカノリ役を演じるのは、本作が映画初主演作であり、『帝一の國』(17)や『トリガール』(17)など数々の話題作に出演中の人気若手俳優・間宮祥太朗さん。

長男・サトシ役は『ケンとカズ』(16)で2016年スポニチグランプリ新人賞を受賞した毎熊克哉さん。父役に六平直政さん、母役に入絵加奈子さん、タカノリの彼女役に清水葉月さんと、新旧実力派俳優が小林監督の才能に惚れ込み結集。わずか3日間の、あまりにも無謀で狂気じみた衝撃の物語が繰り広げられます―。

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©2017「全員死刑」製作委員会


スペシャルコラボトークショーの模様
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【場所】テアトル新宿
【登壇】入江悠監督、小林勇貴監督
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この日が初対面というお二人でしたが、入江監督が「初めましてなのですが、僕は2回くらい小林監督のことを見ているんですよ。アップリンクで『逆徒』を上映していた時に後ろで見ていて、先日のイベント(11/30に行われた大ヒットイベント)で藤原季節さんと痙攣バトルしていたのも後ろで見てました。"小林監督、痙攣の腕鈍ったな!"とか言われていましたね!」と打ち明け、「先日のイベントのとき、エゴサーチしまくっていると聞いてすごく感動したんですよ。僕も『サイタマノラッパー』のとき、すごいやってたんで」と小林監督を絶賛。

「そうなんですね!やっぱりタイトルや出演者の名前が一つも出てなくても、見つけられますか?」と小林監督が尋ねると、入江監督も「見つけられますね!」と自身のエゴサーチ能力の高さを告白。そして「『サイタマノラッパー』のときは、まだTwitterをやっている人があまりいなかったのですが、Twitterのお陰でお客さんがすごく増えたんですよね。なので、久しぶりにエゴサーチしまくっている人がいる!と思って、僕もためしに『全員死刑』について呟いてみたら、すぐアクションがきて(笑)。本当に早いですね。いやぁ~すっごい懐かしい気持ちになりました」と、小林監督のエゴサ力の高さを実感したエピソードを明かしました。

映画の話になると「音楽の使い方が、やはりすごくいい。音楽好きですよね?」と入江監督が尋ねると、小林監督は「音楽普段聞かないんですよ。制作のときに調べて、という感じですね。ジャンルはわかるんですよ。EDMとか、クラシックとか。曲名や作られた系譜が合うようにというのは、いろいろ考えています」と、音楽に対するこだわりを告白。

入江監督が「クラシックをすごく多用していますよね。『逆徒』のときに使っていらっしゃる『リパブリック賛歌』(アメリカ合衆国の民謡。南北戦争での北軍の行軍曲)という曲は、僕も『ビジランテ』で使っているんです。僕もあの曲をずっと聞いていて、すごくイイですよね。まさか、こんなヤンキー映画でかかるとは...と思いました」と話すと、「そうなんです。昔、日活で働かせてもらっていて、ノイズをチェックする仕事をしていたんですけど、ある日『ガールズ&パンツァー』を全話みなければいけなくなって。軍歌かっけー!と思って、その時不良って軍隊でもあるから自分の撮った不良映画はガルパンだ!と思ったんです」と、自身のひらめきが思わぬアニメから来ていたことを告白し、これにはお客様も大爆笑。

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入江監督は2009年、小林監督は2015年に【ゆうばり国際ファンタスティック映画祭】で賞を受賞しているという共通点もあることから、話はゆうばり映画祭の話へ。

ゆうばり映画祭の印象について聞かれると「ゆうばりは最初、どうせ出来レースだろうと思ってムカついていて。"全員殺す!"ってTwitterでずっと呟いてたんです。そしたら西村喜廣さんと出会って、僕の気持ちを受け取ってくれて。なんてスバラシイ大人の人なんだろう、と思ったんです。2作品応募して3作品目でやっと賞をいただきました。最初はムカついてたんですけど、最後はお金もらえたので"いい人達だな"と思いました(笑)」と小林監督。

「僕も2回落とされて、3回目でやっと獲れたんです。でも僕の時は賞金ではなく助成金という形だったから、最初新作を撮るのにお金を立て替えなくてはいけなくて、ちょっと大変でした・・・(笑)」と、自主映画出身の二人だからこそ分かり合える苦労を語りました。賞の使い道を聞かれると、小林監督は「お金は、今までノーギャラで出てもらっていた不良の子たちにギャラを払いました」と温かなエピソードも。

再び映画の感想に戻り「間宮祥太朗さんが、こんなに良い俳優さんだとは知らなかったですね!本当に監督のことを信用していないと、この芝居できないなって。最初から仲良かったんですか?」と入江監督が絶賛すると、「最初にまず、会いたいと言ってくれて。会って飲んで、すぐに意気投合して、映画の話もたくさんしました。撮影は2週間弱だったんですけど」と、『全員死刑』主演の間宮祥太朗さんとの出会いについて語る場面も。

「『ビジランテ』は2週間で撮るように言われたのですが、それは無理だといって3週間で撮りました。毎日睡眠時間が1時間しかなくて、レッドブルを毎日3本飲んでましたね。撮影が終わって1か月くらいは眩暈がとまらなかったです」と、過酷な撮影現場でのエピソードを告白。

『全員死刑』の現場では撮影が明け方に終わり、次の撮影開始まで1時間しか時間がないときでも「間宮くんは、ケモノのような顔をして"あの映画のさ~"と、映画の話をしてきて(笑)」というエピソードを話すと、入江監督は「それ最高ですね(笑)!!」と、またも絶賛。

最後は、お互い『ビジランテ』『全員死刑』両作品のヒットを祈り、イベントは終了しました。


ヒューマントラストシネマ渋谷ほか大ヒット公開中!


『全員死刑』は全国順次公開中です!ご覧になった方は、ぜひ感想をTwitterで呟いて、小林監督のエゴサーチ力もお楽しみください。

ストーリー
家族想いの主人公タカノリ(間宮祥太朗)は、借金を抱えた組長の父・テツジ(六平直政)とヒステリックな母・ナオミ(入絵加奈子)、愛する彼女・カオリ(清水葉月)を守る為、姑息な兄サトシ(毎熊克哉)と共に、近所の資産家一家の現金強奪を計画する。しかしあまりにもお粗末な強盗の末、資産家の息子を殺害して事態はエスカレート。ひとり殺すなら全員殺すも同じこと!家族総出の資産家一家狩りがはじまった―[R15+]

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©2017「全員死刑」製作委員会


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『全員死刑』

★2017/11/18(土)公開★

『冷たい熱帯魚』製作者×超狂烈新人監督!全世界を震撼させる狂悪エンターテインメントが誕生![R15+]

監督:小林勇貴

出演:間宮祥太朗 毎熊克哉 六平直政 入絵加奈子 清水葉月 落合モトキ 藤原季節 鳥居みゆき ほか

©2017「全員死刑」製作委員会



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★現在公開中の日活ラインナップもご期待下さい★

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