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『全員死刑』小林勇貴監督に、白石和彌監督&白石晃士監督が「実録映画シリーズのニュージェネレーションはお前が引っ張れ!」とエール!
2017年11月15日(水曜日)

日本映画界を狂わす今もっとも注目すべき危険な狂悪エンターテイメント『全員死刑』の公開を目前に控え、11/14(火)京橋テアトル試写室にてR15指定!禁断のトークイベントが行われました!

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強い家族の絆、熱い親子愛が、監禁、暴行、絞殺、毒殺、銃殺と連続殺人にエスカレート。本作は、被告である家族4人全員に死刑判決が下った異例の事件について自らの殺人を武勇伝として語り、現在も死刑囚として投獄中の次男が記した手記をモチーフに、本物のヤンキーを出演させるという驚きの手法で映画界を揺るがせた『孤高の遠吠』(15)の小林勇貴監督が、『冷たい熱帯魚』(11)、『凶悪』(13)の製作陣とタッグを組んだ商業映画デビュー作。

借金を抱え困窮した生活を送っていた4人のヤクザ一家が、近所の資産家の金を奪おうと企てた無謀な計画を実行。1人殺害したことをきっかけに、連続殺人へと発展していく様を実行犯の次男目線で描く問題作です。

主演の次男・タカノリ役を演じるのは、本作が映画初主演作であり、『帝一の國』(17)や『トリガール』(17)など数々の話題作に出演中の人気若手俳優・間宮祥太朗さん。

長男・サトシ役は『ケンとカズ』(16)で2016年スポニチグランプリ新人賞を受賞した毎熊克哉さん。父役に六平直政さん、母役に入絵加奈子さん、タカノリの彼女役に清水葉月さんと、新旧実力派俳優が小林監督の才能に惚れ込み結集。わずか3日間の、あまりにも無謀で狂気じみた衝撃の物語が繰り広げられます―。

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©2017「全員死刑」製作委員会


【R15指定!禁断のトークイベント】会場には、27歳にして日活実録犯罪映画シリーズというビックプロジェクトに名を連ね、『全員死刑』にて満を持して商業映画監督デビューする脅威の新人・小林勇貴監督が登壇!

その小林監督にエールを送るべく、『凶悪』や『日本で一番悪い奴ら』、現在絶賛公開中『彼女がその名を知らない鳥たち』、来年5月には『孤狼の血』の公開を控える今大注目の白石和彌監督と、日本一ディープな映画誌『映画秘宝』の創刊から現在も編集に携わる田野辺尚人氏が登壇。さらに、本イベントに一般客として応募していた『貞子 vs 伽椰子』の白石晃士監督(2018年に間宮祥太朗さんも出演される映画『不能犯』の監督)も、緊急サプライズゲストとして招集!

小林監督は、果たして映画人たちのお墨付きをもらえたのか!?


R15指定!禁断のトークイベント
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【登壇者】小林勇貴監督、白石和彌監督、田野辺尚人氏(洋泉社)、サプライズゲスト・白石晃士監督
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まずは11/17(金)に発売される、小林勇貴監督の自叙伝「実録・不良映画術」のお話からイベントはスタート。出版元である洋泉社の田野辺さんは「ぜひ買ってお読みなさい、と申したい。小林勇貴がどうやって映画を作ってきたのか、この本を読めば全部わかります。私の上司は一日で読んだと言っていました。320ページ。この厚さです。1,600円。安い本ではありませんけど、内容は非常に濃い、面白い本です。繰り返しますが、今週の金曜日11/17に発売いたします。まずは、この本をよろしくお願いします」と猛烈にアピール。

『全員死刑』が誕生するまでの小林監督のすべてがつまった自著に対して、小林監督は「めちゃくちゃ楽しかったです。すごくいいタイミングで書かせてもらえて、ラッキーでしたね。」と手ごたえをのぞかせました。

ここからはゲストの白石和彌監督と、飛び入り緊急ゲストの白石晃士監督のW白石監督を交えて、小林監督初商業作品『全員死刑』についてのお話に入ります。

白石(和)監督は今回の映画を観て「今まで小林監督がやってきた自主映画とは明らかに違うステージで、それがどう作用していくのかと思っていて。自主映画からプロの世界に入るとうまくいくパターンもあれば失敗するパターンもあるので、どうなるのか若干危惧はしていたのですが、(プロデューサーの)西村さんをはじめ、皆さんが上手くやってくれたんでしょうね。小林監督が堂々とした振る舞いでやっていたんだな、というのが映画を観ていても感じたので、うれしかったですね。僕も原作は読んでいて、こんなどうしようもない人たちをどう映画にするんだろうと思っていたのですが、上手いことやりきって成立させていたなぁと思いましたね。本当に勢いがあるな、と思いました。面白かったです」と、商業デビュー作で堂々とした振る舞いを見せた小林監督を絶賛しました。

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*左から白石晃士監督、白石和彌監督


そして、今回のイベントには自らハガキで応募し、見事当選。サプライズゲストとして緊急参戦することとなった白石晃士監督に、鑑賞直後の新鮮な感想を尋ねると「27歳ですよね。スピルバーグが『ジョーズ』を録った年ですね。単純に羨ましいです。この作品を27歳で創れて。本当に小林監督は人徳というか、マンパワーというか、周りの人たちを巻き込んで映画を創るって言うのが、すごいですね。そして、それを映画に反映させている。私には無いものを持っていらっしゃるので、とにかく羨ましい。あと、冒頭がとにかくエロイな、と。とてもいい冒頭でしたね。ヒロインの女の子が、とにかく可愛いかったので、いきなりあんな可愛い女の子と仕事ができるなんて...とにかく羨ましいなと思いました。映画の熱がちゃんとお客様に伝わって、それが伝染して盛り上がっていて、とても良い形だなと思いました。本当に...おめでとうございます(笑)」と、悔しさを少し覗かせつつ、小林監督と映画を大絶賛。

白石(和)監督は、原作を読んでいたということで"もし自身が映画化するとしたらどうするか?"という質問に対し「みんなバカじゃないですか(笑)。彼らなりの美学なども感じられなかったので、(どのように映画化したらいいか)わからなかったですね。ここまで突き抜けてやるのが、この作品の方法なので"なるほどな"と思いました。僕は正直食指が動かなかったです(笑)。先日ばったり西村監督に会ったのですが、西村監督がとにかくベタ惚れしてるんですよ、小林勇貴に(笑)。なので、これからどうなってくのか楽しみですね。堂々と思いっきりやらかしている感じがちゃんとありましたね」と自身の感想を述べるとともに、小林監督に太鼓判を押しました。

小林監督は、白石(晃)監督に対し「『貞子 vs 伽椰子』など色々観て、キャラクターの造形が大好きで、ものすごく嫉妬というか、勉強していて思ったのは、イラスト化しやすいほどのキャラにはすごく魅力があるなと気づいたんです。なので、タカノリとかドロちゃんとか、今回の映画も、ある種マンガみたいになるようにやりました」と、白石(晃)監督に影響を受けている部分を告白。

すると「映画映えするキャラクターまで押し上げたいという気持ちが表れているな、と思いました。今回のキャラクターもみんな最低なのですが、すごく愛せるキャラになっている。それが小林監督の才能なのかな、という風に感じました」と、白石(晃)監督からもその才能に太鼓判が。

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ここで田野辺さんから「みなさん最後のお願いです。11/18(土)、19(日)に絶対観てください。映画は公開2日間が勝負です。お願いです。購入した前売り券を無駄にしないよう、絶対にこの2日間のどちらかで観てください!」と、観客の皆さまにお願い。そして、ここでW白石監督より、新作映画『孤狼の血』と『不能犯』のお知らせもありつつ、トークは終了。

最後は「本当に皆さんありがとうございます。何度でも観に来てください。何度でもぶっ殺(さら)います!!!!今日は本当にありがとうございました!!!!!」と小林監督らしい勢いのあるコメントで締め、大盛り上がりの中イベントは終了しました。


2017/11/18(土)ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほか全国公開!


先輩監督たちに称賛と熱いエールを送られた小林勇貴監督のメジャーデビュー作『全員死刑』の突き抜けた感を、ぜひ劇場でご体感ください!公開まで、あと3日!

ストーリー
家族想いの主人公タカノリ(間宮祥太朗)は、借金を抱えた組長の父・テツジ(六平直政)とヒステリックな母・ナオミ(入絵加奈子)、愛する彼女・カオリ(清水葉月)を守る為、姑息な兄サトシ(毎熊克哉)と共に、近所の資産家一家の現金強奪を計画する。しかしあまりにもお粗末な強盗の末、資産家の息子を殺害して事態はエスカレート。ひとり殺すなら全員殺すも同じこと!家族総出の資産家一家狩りがはじまった―[R15+]

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©2017「全員死刑」製作委員会


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『全員死刑』

★2017/11/18(土)公開★

『冷たい熱帯魚』製作者×超狂烈新人監督!全世界を震撼させる狂悪エンターテインメントが誕生![R15+]

監督:小林勇貴

出演:間宮祥太朗 毎熊克哉 六平直政 入絵加奈子 清水葉月 落合モトキ 藤原季節 鳥居みゆき ほか

©2017「全員死刑」製作委員会



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