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欽ちゃんが浅草に帰ってきた!初ドキュメンタリー映画『We Love Television?』は"ドッキリメンタリー"!?
2017年09月19日(火曜日)

萩本欽一さん最初で最後のドキュメンタリー映画で、11/3(金・祝)より劇場公開される『We Love Television?』のワールドプレミアとなる完成披露上映会が、「第10回したまちコメディ映画祭in台東」にて9/16(土)に実施されました。

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現在のバラエティ番組の基盤を作りあげたパイオニアのひとりで、"視聴率100%男"の異名をもつ萩本欽一さん。本作『We Love Television?』は、アナログ放送から地上デジタル放送への切り替え期である2011年より萩本欽一さんの新番組制作に密着したドキュメンタリーで、監督は新番組企画の発起人であり、「電波少年」シリーズなど数々の人気番組を手がけ、バラエティ界を席捲したあの"Tプロデューサー"こと土屋敏男氏がつとめます。

東京・浅草で毎年行われ、今年て開催10回目を迎えた「第10回したまちコメディ映画祭 in 台東」に《特別招待作品》としてお招きいただいた本作。9/16(土)に華々しく行われた開幕イベントのレッドカーペット、オープニングセレモニー、そして初お披露目となる本作のワールドプレミア上映舞台挨拶に、萩本欽一さんと土屋敏男監督が登場しました。

人力車に乗って登場した萩本さんと土屋監督は、晴れの映画祭ということでタキシード!「コメディ映画祭って言ってるのに、ドキュメンタリー映画を持ってくるなんてバカかっ!って(笑)。でも衣装はタキシードを久しぶりに用意してくれていて、着たよ!」と笑いを誘う萩本さん。沿道から「欽ちゃーん!」という歓声が上がると「久々に街で『欽ちゃん!』と言われると『じいちゃん!』って聞こえるね(笑)」とコメントし、笑いが沸き起こりました。

テレビマンとしてこれまで数々の人気バラエティを手掛けてきた日本テレビの"T部長"こと土屋氏は、映画を撮るのはこれが初めて。「進め!電波少年」では若手芸人を"誘拐"し、奇抜な企画に強制参戦させてきましたが「ついに超ベテランに、手を伸ばしてしまいました(笑)」と語ります。

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映画祭のオープニングイベントでは、今年のコメディ栄誉賞に輝いた小松政夫さん、オープニング作品『blank 13』の斎藤工監督、同作主演の高橋一生さんらと並んでステージに登壇。萩本さんは、満員の客席を見やり「高橋一生さんに握手してもらいました!ホントによかったぁ」と喜んだ様子をみせ、会場は笑いに包まれました。

ワールドプレミア上映前の舞台挨拶では、本作がどういうキッカケでどのように撮られることになったかを語りましたが、萩本さんは「ある日、(土屋監督が)いきなりウチに来て『(視聴率)30%番組をやりましょう!』って言ってきた」と述懐。土屋監督は「2010年に企画し、2011年から撮り始めて、今年2017年に完成した」と語りました。萩本さん自身は、まさか映画になるとは思っていなかったようで「仕事でもないのに、いつもカメラを持ってるなと思ってました。普段の(僕自身)ありのままの姿を撮っているんだよ」と明かしました。

土屋監督は本作を作る動機について「TVをずっとやってきて、TVって何なのか?視聴率を獲るってなんだ?視聴率30%って何なのか?と探っていくと、師匠である萩本欽一に行きついた。自分の中でのTVって何かを明らかにしたかった」と説明。「こんなにも"撮られている"ということを意識していない萩本欽一をカメラに収めたのは、初めて」と胸を張りました。

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また、萩本さんは完成した映画について「僕にとってはドキュメンタリーというよりも、ドッキリ!ドッキリメンタリーであり、困ったリーだよ」と冗談めかしつつ「いま、TVではタバコをくわえていると放送されないから、タバコをくわえているときに本心を言ってるんです。映画を先に観た人に『タバコ吸ってるところは出てくる?』と聞いたら『出てきます』って...(笑)」と語りますが、そもそも映画のポスター写真自体にタバコを口にくわえた萩本さんの姿が映っている本作。普段TVでは言えない本音が、たっぷりと描かれていることが明かされました。

土屋監督が「この映画はあくまで中盤編。この先があるかもしれない」と語ると、萩本さんは「この映画が大ヒットしたら、今後土屋くんと話しをするときは気をつけるよ(笑)」と冗談めかし、舞台挨拶は幕を閉じました。


『We Love Television?』2017/11/3(金・祝)全国公開!


時代と格闘する全ての人たちに贈る―夢中になれるもの、あなたにはありますか?萩本欽一さんに迫ったドキュメンタリー映画に、ご期待ください。

作品概要
ある日突然、土屋敏男がカメラを抱えて萩本欽一の自宅に訪れる。「視聴率30%超えの番組を作りましょう。」その一言から、萩本欽一と土屋敏男の番組作りが始まる。番組に出演する演者との顔合わせ、番組構成に関わる人達との打ち合わせなどを精力的にこなす萩本欽一は、76歳。新しいものへの探求心、笑いへの追求心...周囲の人達の熱量を最大限に引き出していく萩本欽一独自の手法とは?これまで誰も見たことのない萩本欽一の真の姿を追った、最初で最後のドキュメンタリー映画。

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©2017日本テレビ放送網


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『We Love Television?』

★2017/11/3(金・祝)公開★

誰も知らない、萩本欽一。 テレビが迷いの中にいる時代、狂気という名の熱が奇跡を起こす。

企画・構成・監督:土屋敏男

出演:萩本欽一/田中美佐子 河本準一

©2017日本テレビ放送網



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