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WOWOWプライムにて9/18放送スタート!「予兆 散歩する侵略者」完成披露舞台挨拶で夏帆さん、染谷将太さんがドラマと黒沢組の魅力を語る!
2017年09月13日(水曜日)

現在大ヒット公開中の映画『散歩する侵略者』のスピンオフドラマとして生まれた恐怖と驚愕の侵略サスペンス「予兆 散歩する侵略者」が、いよいよ9/18(月・祝)よりWOWOWプライムにて放送スタートします。放送を目前に控えた9/11(月)スペースFS汐留において完成披露試写会舞台挨拶が行われ、夏帆さん、染谷将太さん、そして映画版と同じくメガホンをとった黒沢清監督が登壇。ドラマの魅力を語っていただきました。

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劇作家・前川知氏大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を原作にした映画『散歩する侵略者』の黒沢監督が、『リング』などで知られる脚本家・高橋洋氏と『蛇の道』以来約19年ぶりにタッグを組んだ本作。『散歩する侵略者』のもう一つのエピソードとして、映画版とは違う新たなキャストで異色の侵略サスペンスを描き出します。

東出昌大さん演じる真壁司郎から地球侵略を告げられる山際悦子役の夏帆さんは、念願の初黒沢組。「とにかく緊張していました。ずっと憧れていて参加するのが目標でもあったので、撮影初日は自分でもしっかりしろ!と思うくらいフワフワ。緊張感があっても委縮することもなく、気持ちのいい現場でした」と回想。

山際悦子の夫で臨床工学士の辰雄役で、映画『リアル~完全なる首長竜の日~』以来黒沢組2度目の染谷さんも「久々の黒沢組はやはり楽しかったです」と声を弾ませ、「しかも収録時間も毎回早く終わるので、毎日家で晩御飯を食べることができました」と健全なスケジュールでの撮影を告白しました。

これには夏帆さんも「3週間で撮り切ると聞いたときは、眠れないなと思いました。でも現場に入ったら家で晩御飯が食べられました(笑)。こんな現場があるんだ!と驚きました」とうなずくと、黒沢監督は「いや、社会人として当たり前ですよ。それが普通だと思います」とはにかみます。

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©2017「散歩する侵略者」スピンオフプロジェクトパートナーズ


1カット撮影で長回しシーンがあるなど、独特なスタイルを持つ黒沢監督ですが「現場でやりにくいと思ったことないです」と染谷さんが言うと、夏帆さんも「現場で、監督の演出意図がわからないと悩むことはなかったです。すべてわかりやすく丁寧に説明してくれました。私は悩むタイプですが、それがなかったのは黒沢監督の演出意図が的確だったから」と、黒沢監督の確たるヴィジョンに敬服。

また黒沢監督は、「すべて自然の風で揺れていて、最後の方は奇跡的なカーテン演出もあります。スタジオのセットではこうはいかなかったはず。誰も予想しない形で即興的にカーテンが参加してくれました」と撮影秘話を明かしました。さらに「夏帆さん、染谷さん、東出さんの3人が良くついてきてくれたなと思います。説明をするとたちどころにスイッチが入って、やればやるほどにレベルが上がる。よくここまでハイレベルな鬼気迫る演技ができるものだと感心しました」と、俳優陣の熱演を絶賛しました。

今回、登壇は叶いませんでしたが、作品にちなんで東出さんから「どの概念を奪われたら嫌か?」という質問が届き、東出さん自身の「苦しみの概念」という返答に、「ストイックですね」と一同反応。

夏帆さんの「食べるのが好きなので、味覚」との回答に、黒沢監督から「それ以外の概念はなくなってもいいということ?」と確認が入ると、「そう言われると、嫌ですね...」と難問に困る場面も。

同じ質問に染谷さんは「人間という概念は、奪われたくない」、黒沢監督は「映画という概念は奪われたくないですが、それも全部奪われた状態で映画というものを観てみたい気もする」と、概念剥奪に興味津々でした。

最後に、これからの放送に向けて染谷さんが「第1話は予兆の予兆。これからじわじわ侵略が続き、面白い方向に転がっていきます」とアピールすると、夏帆さんも「自信を持って面白いといえる作品。2話からもぜひ楽しんでください」と語りかけました。

そして黒沢監督は「映画版だけで終わらせるのは、もったいないと始まった企画。設定は映画と同じながらも、映画で描かれた同じ時間軸の中で、隣町では一体何が起きているのかを描きました」とドラマ化の意図を明かし、「何かが起こる"予兆"がだんだんと実体化していく。確実に"予兆"が現実のものとなっていき、どういう危機が訪れるのかハイレベルな緊張シーンが続くドラマになりました」と自信をのぞかせました。


スピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」(全5話)
9/18(月・祝)WOWOWプライムにて放送開始!(毎週月曜深夜0時~ *第1話無料放送)
毎週木曜 深夜0時 WOWOWメンバーズオンデマンド先行配信中!


大ヒット公開中映画、そして間もなく放送スタートするスピンオフドラマ、あわせてお楽しみいただき"侵略"を存分にご体感ください!


ストーリー
山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くとそこには実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という《概念》が欠落していることが分かる。帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始める。

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©2017「散歩する侵略者」スピンオフプロジェクトパートナーズ

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スピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」特設サイト
http://www.wowow.co.jp/drama/sanpo/
原作:前川知大「散歩する侵略者」
監督:黒沢清(『散歩する侵略者』『クリーピー偽りの隣人』『岸辺の旅』)
脚本:高橋洋(映画「リング」シリーズ、『蛇の道』)黒沢清
音楽:林祐介(『散歩する侵略者』「連続ドラマW贖罪」)
出演:夏帆 染谷将太 東出昌大
中村映里子 岸井ゆきの 安井順平 石橋けい 吉岡睦雄 大塚ヒロタ
千葉哲也 諏訪太朗 渡辺真起子 中村まこと/大杉漣
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◎大ヒット公開中映画『散歩する侵略者』公式サイトはコチラ


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