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RPR第3弾『牝猫たち』初日舞台挨拶で、第46回ロッテルダム国際映画祭への正式招待決定を発表!
2017年01月16日(月曜日)

28年ぶりの完全オリジナル新作ロマンポルノを、第一線で活躍する5人の映画監督が撮り下ろしたロマンポルノ・リブート・プロジェクト。1/14(土)に公開初日を迎えた《第3弾》は、『凶悪』(13)、『日本で一番悪い奴ら』(16)の白石和彌監督が初めてロマンポルノに挑んだ最新作『牝猫たち』。新宿武蔵野館では、舞台挨拶が行われました。

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*45th ROMAN PORNO REBOOT*

本編上映後、満席の客席から拍手が沸き起こる中、井端珠里さん、真上さつきさん、美知枝さん、郭智博さん、白石和彌監督が登壇。

オーディションで、この役を射止めたときの気持ちを井端さんは「もともとロマンポルノのファンで、白石監督のファンでもありました。決まった時はうれしすぎて小躍りしたぐらいです」と喜びを語りました。

真上さんは「実は行定勲監督のロマンポルノのオーディションを受けて落ちてしまっていたんです。そんなとき白石組もあることを知り、受けてみました。素晴らしい作品に仕上げていただき、白石監督と繋いでくれた行定監督に感謝したいです」とコメント。

また、美知枝さんと郭さんも「白石監督作品だからこそ出演したいと思った」と語りました。

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©2016日活


今回のリブートプロジェクトで製作された5作品のなかで、唯一緊縛シーンがある本作。ロマンポルノの初代女王・白川和子さんが出演するシーンに関して、白石監督は「日活の金看板である"ロマンポルノ"の監督をやるということでプレッシャーは大きく、今ロマンポルノを撮るということの意味を考えながら、クラシック作品へのリスペクトも表現したいと考えていました。そこで『凶悪』に出演していただいた経緯もあり、白川和子さんに出ていただくのはどうかと...。でもさすがに今の白川さんは脱がせられないので(笑)唯一の緊縛シーンで出てもらいました」と語りました。

緊縛シーンについて美知枝さんが「本物の女王様に来ていただき、私と井端さんが縛られたのですが、すごく痛くて肩が外れるかと思いました。縛られた状態で井端さんを見たら当初予定していたポーズでない体勢にされていて、しかも泣いているし、ぐるぐる回されていて、思わず笑ってしまいました(笑)」とのエピソードを披露。

その他印象に残っているシーンについて、今まで口を開くことのなかった郭さんが「僕は前張りが今回で初めてだったんです。友達の生田斗真さんにアドバイスをもらおうと思って聞いてみたら、一言"全剃り"と言われたの全剃りしました」と、突如カミングアウト!これには白石監督も思わず「役者さんのそういう苦労のもと、映画はできているんだなあ」とポツリ。

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©2016日活


最後には、本作がオランダで行われる第46回ロッテルダム国際映画祭「ディープフォーカス部門」に正式招待されることが発表されました。本映画祭に招待を受けたことについて井端さんは「現代の日本で起きている問題を取り入れたこの作品が、海外の人の目にどう映るのか気になります。『牝猫たち』は女性に向けて作られた作品なので、この作品を入口に、今後公開する『アンチポルノ』『ホワイトリリー』の2作品もぜひ観てほしいなと思います。あと、せっかく脱いだので男の人にもぜひ観てほしいです」とコメントされました。

ロッテルダム国際映画祭では、本作のオマージュのもととなった田中登監督『牝猫たちの夜』(72)が海外で初めて上映されます。それを受けて最後に白石監督が「田中監督に恩返しできたように思えて、嬉しいです。1970年代のロマンポルノは3本立てで、当時の人のお話しを聞くと3本のなかで自分にとって面白かった1本を見つけていたようなんです。今回のリブートプロジェクトでは5本の新作が製作されました。当時の方が3本のなかの1本を見つけていたように、5作品すべて観ていただいて、自分のなかの1本を見つけてくれたらうれしいなと思います」とコメントし、舞台挨拶は幕を閉じました。


新宿武蔵野館ほか大ヒット上映中!


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©2016日活


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