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国内外で絶賛の嵐!『日本で一番悪い奴ら』連日トークイベント《第6弾》白石和彌監督VS東京スカパラダイスオーケストラ
2016年07月08日(金曜日)

綾野剛さん主演、白石和彌監督待望の最新作『日本で一番悪い奴ら』が全国公開中です!7/2(土)~8(金)は、白石和彌監督による《7日間連続トークイベント》を実施!第6弾となる7/7(木)は、本作の主題歌「道なき道、反骨の。」を担当された東京スカパラダイスオーケストラ(以下、スカパラ)からバリトンサックスの谷中敦さん、ギターの加藤隆志さんをゲストにお迎えしたトークショー。新宿日悪署でのゲリラライブも記憶に新しく、主題歌もリリースされたばかり。映画の作品世界と主題歌楽曲のテーマについて、じっくり語っていただきました。

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本作は、6/22より開催中のニューヨーク・アジア映画祭のオープニング作品として上映。綾野剛さんが《ライジング・スター賞》を受賞し、日本公開を前に国外から絶賛。もちろん国内からも「脱帽!」「白石監督に敬意を表したい」「傑作!」など、<日本警察史上最大の不祥事>と呼ばれる実在の事件をもとに最高のエンターテイメント作品を完成させた白石和彌監督へ絶賛コメントが多数よせられています。


東京スカパラダイスオーケストラ、白石監督に再タッグを熱望!

映画の主題歌を担当したスカパラの谷中さんと加藤さんとは、今回が初対面だという白石監督。「映画の主題歌を書いてくださって、ずっとお会いしたくて今日ようやく会えました」と挨拶し、まずは谷中さんと加藤さんに本作の感想を伺いました。

谷中さんは「いま49歳なのですが、僕ら世代には堪らない映画。踏み込んで描いていますが、娯楽感や昔の昭和のような痛快さがあって、好きな映画です」と太鼓判を押します。加藤さんは「もともと綾野剛くんが役者として好きで、お話をいただいた時、お会いできるかなぐらいに思っていたのですが、観終わったあとは白石監督のファンになりました!リアリティがあって、色々考えさせられる映画でした。一番悪い奴らの意味、一番悪い奴らは誰なのかを考えさせられましたね」と述べました。続けて谷中さんが「仲間には入りたくないですが、必死に生きてるなと。悪い人間ってパワーがある。嘘つきって嘘に嘘を塗り重ねていくから、テンションが半端ない。映画から悪い奴らのエナジーを摂取して昇華して、ポジティブなエネルギーに変えたいなと。音楽だとよくそういうことをやるんですけどね」と言い、そこから音楽の話へ。

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撮影現場では、エンディング曲について「綾野剛くん、歌う?と話しをして、綾野くんも"歌いますよ!"ってやる気だったのですが、翌日それはないなって(笑)」。そして、白石監督は「劇中の曲もですが、エンターテイメントを感じる曲がよかったんです。勢いのあるテンポがよくて、スカの要素を劇中でも入れていきたいと思っていました。そこで、スカパラさんがいいなと話をさせていただいたところ、快くお返事をいただいて。最後のピースがハマって本当にこれ以上幸せなことはないです」と、主題歌になった経緯を明かしました。さらに、横山健さんをボーカルに迎えることは、スカパラからの逆提案だったそう。

オファー時、白石監督は谷中さんに直筆で手紙を送ります。「悪い人たちを悪趣味で描くのではなく、青春映画のつもりで作った映画なんです」と。「エンディングテーマは、終わりのようではじまりにしたいという思いがありました。終わったところから新たな命を吹き込んでいただいて、本当にありがたかったです」と、白石監督はお二人に感謝の気持ちを述べました。

歌詞を書いたのは、谷中さん。加藤さんは「谷中さんの歌詞は映画のプロジェクトがはじまりだけど、映画を超えたところにもメッセージが伝わるような核の部分が監督とリンクするところがあるのかなと。映画と曲がリンクするところがあってよかったなと思いました」と客観的に分析します。谷中さんは「横山健もパンクロックでインディーズで道なき道を進んできて、スカパラもスカという道なき道を進んできて、昔の人間は脱線してでも到達点がよければ良かったということがありました。最近は少しでも脱線すると、許されなくなってきています。面白く生きてほしいなという気持ちがあって、その面白くするためには寛容さも必要で、面白いからいいやという人間がいてもいいのかなと。"恨まずに終わりにしようか"という歌詞は、恨んでると先に進めなくなるけど恨まずに前に進んでいこうよ、という思いを込めました」と本作に込めた熱いメッセージを語りました。

白石監督が「この一曲で健さんと終わるのはもったいないですね」とこぼすと、加藤さんは「実は、次も考えていて...」と明かし、続けて「映像をつけてほしい!」というオファーが!加藤さんは「白石監督と近くなれたので、いろんなことをできたらいいなと思います」と。谷中さんは「これから楽しいお話ができそうだなと思ったので、よろしくお願いいたします」と言葉を残し、終わりではなくはじまりになったイベントは、拍手喝采のなか幕を閉じました。


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©2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会


衝撃の実話にもとづく激ヤバエンターテイメント『日本で一番悪い奴ら』を、ぜひ劇場でご覧ください。


映画『日本で一番悪い奴ら』 大ヒット上映中!



日本警察史上最大の不祥事。ヤツらは何をしたのか?

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ストーリー
北海道警察の新米刑事・諸星要一(綾野剛)は、叩き上げの刑事たちの前で右往左往する毎日をおくっていた。そんな中、署内随一の敏腕刑事・村井(ピエール瀧)から教えられた刑事として認められる唯一の方法、それは【点数】を稼ぐこと。あらゆる罪状が点数別に分類され、熾烈な点数稼ぎに勝利した者だけが組織に生き残る。そのためには裏社会に飛び込み、捜査に協力するスパイ=S(エス)を仲間にし、有利な情報を手に入れろ――。
こうして、その教えに従った諸星と、彼の元に集まった3人のSたちとの狂喜と波乱に満ちた生活がはじまった。「正義の味方、悪を絶つ」の信念をもちながらも、でっちあげ・やらせ逮捕・おとり捜査・拳銃購入・覚せい剤密輸など、ありとあらゆる悪事に手を汚した北海道警察の刑事・諸星の行き着く先は!?「日本警察史上、最大の不祥事」と呼ばれる実際の事件をモチーフに、日本一ワルな警察官と裏社会のワルたちのタッグが巻き起こす"ヤバすぎる事件"の幕が切って落とされる!
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ニューヨーク・アジア映画祭授賞式
初日舞台挨拶
新宿日悪署落成式植野行雄さん巡回パトロール
完成披露試写会


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日本で一番悪い奴ら

★2016/6/25(土)全国公開★

『日本で一番悪い奴ら』

国家を守る警察官が、日本一の悪だった。

監督:白石和彌

出演:綾野剛 YOUNG DAIS 植野行雄(デニス) ピエール瀧 中村獅童

©2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会



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★現在公開中の日活ラインナップもご期待下さい★
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