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『TOKYO TRIBE』初日舞台挨拶は総勢14名！鈴木亮平さん、YOUNG DAISさん、清野菜名さんが生ラップを披露！！

2014年08月30日（土曜日）

世界初のバトル・ラップ・ミュージカル『TOKYO TRIBE』が8/30（土）ついに公開初日を迎え、新宿バルト９で豪華14名による初日舞台挨拶が行われました。

井上三太氏の伝説的コミックを園子温監督が映画化し、世界初のバトル・ラップ・ミュージカルという誰も観たことのない新しいジャンルを開拓した作品『TOKYO TRIBE』が、ついに全国公開されました！

公開初日を祝して新宿バルト９の舞台挨拶に登壇されたのは、鈴木亮平さん、YOUNG DAISさん、清野菜名さん、佐藤隆太さん、竹内力さん、大東駿介さん、石田卓也さん、市川由衣さん、叶美香さん、中川翔子さん、石井勇気さん、坂口茉琴さんと、原作者の井上三太さん、メガホンをとられた園子温監督の豪華総勢14名の皆さん。客席を通っての登場に、いきなり大歓声があがりました。

― まずはご挨拶と一言ずつメッセージをお願いします。

園監督　こんなにたくさんの方に初日に駆けつけていただいて、感謝感激です！どうもありがとうございます！！

鈴木　メラ役を演じました、鈴木亮平です。今日はたくさんの方にお集まりいただいて、とても嬉しいです。ありがとうございます。いま観ていただいた通り、そしてこのメンバーを見ていただければ分かる通り、トンデモナイ映画ができました。今日は、色々お話できたらと思います。よろしくお願いします。

YOUNG DAIS　こんにちは、YOUNG DAISです。せっかく初日に足を運んでいただきましたので、少しの時間ですがお付き合いいただいて、『TOKYO TRIBE』に続いてこの時間を分かち合えたらなと。一緒のトライブになれたらなと思っていますので、よろしくお願いします。

清野　皆さん、こんにちは。スンミ役をやらせていただきました、清野菜名です。こんなにたくさんの方に来ていただけて、本当に幸せに思っています。今日は短い時間ですが、よろしくお願いします。

佐藤　テラさん役を演じました、佐藤隆太です。皆さん本日は、他の作品もスタートする中、この『TOKYO TRIBE』を選んでくださいまして、ありがとうございます。短い時間ではありますが、楽しい時間が過ごせればと思います。

竹内　あ゛～（←と、ため息をついたかと思ったら、ものすごく大きなドスのきいた声で）どぉーですかぁー、みなさーん？楽しかったですかーぁ？（お客様から割れんばかりの拍手）感無量であります！竹内力でした！

叶　皆さん、今日はわざわざ来てくださってありがとうございます。エレンディア役を演じさせていただきました、叶美香です。一見暴力的な映画ではございますが、この中には世界に通用するピースフルでへヴンリーなメッセージが込められております。これは姉も申しておりまして、私もその通りだなと思っております。今日は少しの時間ですが、皆様ご一緒に楽しんでいただければと思います。よろしくお願いいたします。

中川　遂にこの日がやって来た！世界中が、宇宙中が待っていた！園子温監督がやってくれました！誰も観たことのない新しいジャンルが宇宙に生まれたっ！奇跡でございます！園子温監督の映画『TOKYO TRIBE』でトラックスーツを着て、ヌンチャクを振るという、夢のような奇跡が起きてしまいました！これで私は笑顔で死ぬことが出来ます！ホントに、ホントに、ホントに何度も通いたいと思います！皆さんもたくさん映画館に通いましょう！よろしくお願いします！

大東　最近めっきり寒くなってきましたが、今年の夏を締めくくるのにピッタリなアツイ映画じゃないかな・・と思わせる映画が出来たのではないかと思います。皆さん、帰る時は "良かった！"と言いながら歩いてください（笑）。今日は楽しんで帰っていただければと思います。

石田　皆さん、今日は公開初日に観に来てくださって、ありがとうございます。短い時間ですが、一緒に楽しみましょう。ありがとうございます。

市川　こんにちは。のりちゃん役を演じました、市川由衣です。この中では、たぶん私が一番まともな役だったんじゃないかなと思っています（笑）。園さんの作品が大好きで、どんな役でも出たいと思ってオーディションを受けました。今日この日を迎えられて、幸せです。ありがとうございます。

石井　こんにちは！ハシーム役を演じさせていただきました、普段お笑い芸人のパンダユナイテッドというコンビでやっております、石井勇気です。知らなくて僕だけ格好が衣裳で･･･何か欲しがっている感じになっていますが（苦笑）、今日は楽しんでくださってありがとうございます！よろしくお願いします。

坂口　はじめまして、ヨン役の坂口茉琴です。・・・・。（緊張で言葉に詰まってしまい、竹内さんが頭を撫でて緊張をほぐしたり、皆さん温かく見守っていらっしゃいました）今日は、いっぱい色んな人に足を運んでもらえて、本当に嬉しいです！アクションいっぱい、音楽いっぱい、こんな楽しい映画ないと思います。いっぱい、いっぱい映画館に足を運んでください！よろしくお願いします。

井上　漫画家の井上三太です。遂にこの日を迎えられたということで、原作者として一言だけ言わせてください。"（大きな声で）ウレシイよ～ぉ！トーキョートライブッ！" はい、僕の仕事は終わりました！（お客様・登壇者爆笑）

― 今日お越しになれなかった方々もいらっしゃいますが、これだけの出演者が集まるのは今回初だそうですね？

園監督　現場中はみんなそれぞれシーンが違うので、会ってない人が結構いると思うんですよね。だから今日は（これだけ揃って）壮観ですよね。

― 非常に濃い出演者の方々が多くいらっしゃって、現場の雰囲気はどのような感じだったのでしょうか？

園監督　闇鍋のごとく色々なものがごった煮になりながら、でもそれがすごく調和して、ピースフルな感じになったと思いますよ。

― 本作は、第39回トロント国際映画祭への正式出品が決まっており、現地時間9/4の0時にインターナショナルプレミアが行われます。世界初のバトル・ラップ・ミュージカルという誰も観たことのない作品が、日本のみならず世界中で大きなインパクトを与えることになると思いますが、今の心境を鈴木さん、YOUNG DAISさん、そして園監督にお伺いしたいと思います。

鈴木　この映画でメラという役をやることになり初めて園さんとお会いした時に、園さんがまず仰ったのが、｢世界でヒットする映画にしたい｣ということでした。それを聞いて僕たち一同が一丸となって作り上げ、出来上がった今、言いたいことはただ1つです。世界よ！こんな映画が作れるものなら、作ってみよ！（お客様から大きな拍手）それくらい熱のこもった、エネルギーの塊のような作品になったと思っています。これは日本人にしか作れない、そして園子温監督にしか作れない映画だと思っています。

園監督　ありがとー！

YOUNG DAIS　鈴木くんが言ってくれた通りだと思いますし、普段アーティストとして活動している僕ですが、映画というフィールドで園子温監督が音楽をフューチャーしてくれて、僕らが普段やっていることをこうやって皆さんに観ていただく機会をいただきました。また現場では、役者の方々と僕らアーティストもお互いの立ち位置をリスペクトしあって、ひとつの作品を作っていこうと。そういうものが熱量としてこの映画に伝わっていますので、自信を持って世界中にオススメできる、もしくは自信を持って戦いにいける映画だと思っています。ラップを覚えて歌って楽しめる娯楽映画になっていると思いますので、これからも『TOKYO TRIBE』を愛していただけるよう、よろしくお願いいたします。

園監督　L.A.に住んでいる、この作品でムカデという役をやった男から｢黒人のラッパーたちがものすごく悔しがってる。本来俺たちがやるべきだったラップ・ミュージカルを日本に先を越されてやられた。ものすごく悔しいとみんな言ってる｣とLINEで送られてきました。してやったりと思ってます！世界中に｢おいおい、今頃気付いたかい？ラップ・ミュージカルというものが、本当に出来るんだぞ｣ということを見せてやりたいなと思ってます。

MC　俳優の方がラップに挑戦したということですが、佐藤さんはラップ初挑戦でしたか？いかがでしたか？

佐藤　僕ですか？！皆さんご覧いただいたので分かると思いますが、ラップに関しては一番地味な感じのラップしかやってませんが、僕で大丈夫ですかね？（お客様笑い）ラップについて話せる方が、たくさんいらっしゃると思いますが・・。

MC　そんなことないですよ！ラップはYOUNG DAISさんに指導していただいたそうですね？

佐藤　はい。同じトライブで撮影するシーンも一緒でしたので、ファミレスできびなごを食べながら "のりちゃん、サイコー" というような可愛らしいラップをやらせていただきました（笑）。

YOUNG DAIS　個性のある戦うシーンに出てくるラップもあれば、のりちゃんみたいに心配する場面でのラップや、テラさんみたいに楽しんでラップをオモチャとして扱うかのような色々なシーンに通用するラップがいっぱい散りばめられている宝箱みたいな映画ですので、そういう部分も楽しんでもらえたらと思います。

MC　竹内力さんは、ラップはいかがでしたか？

竹内　（トボけた感じで）いやぁ？今回、俺ラップは･･･（登壇者から｢やってます｣の声）やってますか？！そうですかぁ！俺は普段ド演歌しか聴いてないもので、ラップやってくれと言われて、｢ラップ？サランラップなら知ってるけどなぁ｣みたいな感じで。・・ここ、笑うところ！（お客様拍手）これからはラップが大好きになると思いますので、バトル・ラップ・ミュージカル・ムービー、私はあと3、4回観ると思います。皆さんも、あと3、4回は観てください。よろしくお願いします！

― 今日は貴重な機会ですので、何か撮影中のエピソードなどをどなたかお聞かせいただけますか？

鈴木　毎日エピソードが無数に生まれる現場だったのでたくさんあるのですが・・・園監督って、現場で｢おはようございます！｣と言っても、返してくれなくないですか？！

園監督　そんなエピソード（笑）？

鈴木　それはどうでもイイですかね（笑）。いや、ずっと嫌われてるのかなと思ってました。

園監督　いや、緊張感を保つためにあまりフレンドリーになってなかっただけで・・嫌いではないですよ！

鈴木　なるほど！

竹内　俺は気になってたことがあるんだけど、夜中も寝る時間がないような撮影が何日も続いて、監督も2、3時間しか睡眠をとってないのに、とにかく夜中でも監督は声がデカイ！｢ヨーイ、スタート！｣の声が出演者の誰よりもテンション高くて、頭から声がドーンと出るわけよ。それで俺らも眠いなんて思ってらんねーなと。とにかくみんなを引っ張ってくれて、俺も30年色々な監督とやってきましたけど、こんなパワフルな監督ってホントいないですよ、ホントに。だから楽しかったですよ。

MC　ラップ用語で言うところのバイプスが凄かったんですね！どなたかもう1つくらい何かエピソードなどありますか？

YOUNG DAIS　ちょっと真面目なことになってしまうかもしれませんが、アクションしたり、ラップしたり、ヒューマンドラマがあったりと、すごく交差している映画だと思うんですよね。それらのシーンをひとつひとつ作るのも、間が噛み合わないと撮れなくて、ひとつのシーンに6時間かかったりすることもありましたし、竹内さんが仰るように6時間頑張ってひとつのシーンを作り上げた後でも監督はメチャメチャ元気で、そのバイタリティに溢れている部分からこういうバトル・ラップ・ミュージカルが成立しているんじゃないかなと思います。スンミもそうですが、アクションやった後などラップは息が切れると歌いづらいのですが、そこを情熱と役の感情で乗り切るという部分も、ただ普通の音楽としてのラップというものを超えた、何か新しいラップというものが定義にもなっているんじゃないかなと僕は感じました。（皆さん真剣に聞き入っており）・・・あれ？！なんか真面目でスミマセン（お客様から拍手）

園監督　今の聞いて思い出したのですが、この映画はいわゆるアジアアクション映画に対抗したかったので、スタントなしなんです。彼女も（少年ヨン役を演じた坂口茉琴さんを指して）･･･彼女なんですよ！彼にみえるけど。彼なんかも、いや彼女なんだけど（笑）、ものすごいアクションが出来るから、絶対これはデビューさせてやりたいと思って、茉琴をチョイスしたんです。スンミも、あんな可愛い顔しながら全部自分でアクションしちゃってるんです。スタントなしですからね！皆さんそうで、替え玉が一切ない。そういうのって、日本映画では珍しいんじゃないかな。もしかしたら画期的なことかもしれないですね。

MC　激しいアクションでしたが、清野さん、アクションは大変だったのではないでしょうか？

清野　現場で即興で作られた立ち回りなどもあったり、あとは普段バック転や側宙などはマットの上でしか練習したことがなかったのですが、机の上から側宙で飛び降りろというムチャぶりな指示があったりとか結構大変だったのですが、新しい自分を発見できる挑戦だったかなと思って、すごく良い現場になりました。

＊ここで突如、井上三太さんからお客さまには嬉しい驚きのリクエストが！＊

井上　ラップが聴きたい！スンミのラップ、DAISのラップ、そしてメラのラップが聴きたくないですか、皆さん？（お客様から大きな拍手）今日トラックあるかな？ないのかな？DAIS一緒にビートやって！

YOUNG DAIS　やりますか？！

井上　ラップ・ミュージカルを観た後で本人たちがいるのだから、皆さんラップ聴きたいんじゃね～かなぁ～みないな。ボクだけかな？生ラップ聴きたいですよね、皆さん？！（お客様からより一層大きな拍手）

最初少し戸惑っていた鈴木さんと、清野さんでしたが・・・

鈴木　劇中のラップでいいのかな？？

清野　あ！劇中のラップなら！

MC　ビートは来るんですかね？来ないんですかね？どうなんでしょう？？

井上　来ないんだったら、俺とDAISで一緒にどう？

YOUNG DAIS　はい！