『許されざる者』 ジャパンプレミアで、意外な場所から登場の渡辺謙さんに大歓声!
2013年09月02日(月曜日)

  

世界が注目する2013年最大の話題作、映画 『許されざる者』 が遂に完成し、9/13(金)の公開初日を間近に控え、監督・キャストによるジャパンプレミアが9/2(月)東京国際フォーラムにて行われました。

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本作は、第65回アカデミー賞で9部門にノミネートされ、最優秀作品賞をはじめ4部門を受賞したクリント・イーストウッド監督・主演の映画史に残る最高傑作を、明治維新から間もない北海道に舞台を移し、日本映画として再生した作品。本作に新たな命を注ぎ込んだのは、『悪人』 『フラガール』 を手掛けた李相日監督。そして、オリジナルでは、クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマンらハリウッドの名優たちが演じたメインキャストを、渡辺謙さん、佐藤浩市さん、柄本明さんという日本を代表する名優の皆さんが演じています。

この日行われたジャパンプレミアには、およそ4,000名のお客さまがご来場。MCが「一階席の方、右側の扉にご注目ください!主人公・十兵衛をとことん追い詰める町の支配者・大石一蔵を演じた佐藤浩市さんです」 と紹介すると、客席中央の右扉から佐藤浩市さんが登場。お客様の大歓声に握手で応えながらゆっくりと中央へ足を進めます。続いて、一階客席反対側の左扉に姿をみせたのは、十兵衛の戦友・馬場金吾を演じた柄本明さん。佐藤さん同様、大歓声に握手で応えながら中央へ進みます。

そして 「今度は、二階席の皆さん!右の扉にご注目ください!」 というMCのアナウンスとともに姿を現したのは、人斬り十兵衛として恐れられた男、主人公・釜田十兵衛を演じた渡辺謙さん!キャストが二階席に登場することは中々ないため、これには会場に大きなどよめきが起こり、二階席のファンの方は大興奮。「二階席の方にもご挨拶したい」 という渡辺謙さんたっての希望で、こちらからの登場が叶ったそうです。

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お客さまの大歓声に時間の許す限り握手で応えた渡辺謙さんが二階席後方扉から姿を消すと、続いては舞台がせり上がり、柳楽優弥さん、勿那汐里さん、小池栄子さん、國村隼さん、滝藤賢一さん、小澤征悦さん、三浦貴大さんが登場。

そして、一階席中央に敷かれたレッドカーペットに進んだ佐藤浩市さん、柄本明さんが見つめる先、一階席後方扉が開くと、そこに現れたのは渡辺謙さんと李相日監督。「私たちはひとつのチームだ。どうしても監督をエスコートしたい」 という渡辺謙さんの希望で、おふたりでの登場となりました。

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一階席のお客様の歓声にも握手で応えた後、最後は佐藤さん、柄本さんとともに4人でレッドカーペットを歩き、舞台へ到達。いよいよ総勢11名での舞台挨拶スタートです。

― まずは、一言ずつご挨拶をお願いします。

渡辺 ここにいるメンバーだけでなく、多くのキャスト・スタッフ、そして何よりも李相日監督の魂を込めた作品のジャパンプレミアにようこそお越しくださいました。今日は、本当にありがとうございます。

佐藤 ようやく、こうして皆さんに観ていただける日が来ました。僕は、皆さんの反応がとても楽しみです。今日は、2時間15分楽しんでください。

柄本 こんなに大きな劇場で、こんなにたくさんのお客さまにお越しいただき、本当にありがとうございます。李相日監督の 『悪人』 以来の3年ぶりの作品です。よろしくお願いします。

柳楽 沢田五郎役を演じさせていただきました、柳楽優弥です。こうして皆様にお会いできることを、とても幸せに感じています。本日は、ありがとうございます。

忽那 今日はこんなに大勢の方にご来場いただきまして、ありがとうございます。すごく嬉しく思います。皆さん、ぜひこの映画を楽しんでいってください。

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小池 こんなにたくさんの方に足を運んでいただき、とても感動しています。ありがとうございます。重厚感のある、骨太な映画に仕上がったと思っています。スタッフ・キャストは戦友です。今日は、最後まで楽しんで帰ってください。

國村 『許されざる者』 ジャパンプレミアへようこそ。ここで、こうやって皆さんにお会いできて本当に幸せに思います。映画を楽しんでいってください。

滝藤 この場に立てていることが奇跡というか、嬉しい気持ちでいっぱいです。皆さん、楽しんでいってください。

小澤 『許されざる者』、本当に素晴らしい作品だと思っています。自分は、参加出来て光栄です。皆さんも、これから本物を観ることになります。よろしくお願いします。

三浦 こんなにたくさんのお客さまに笑顔で迎えていただけるのが、本当に幸せです。今日は、ぜひ楽しんでいってください。ありがとうございます。

李監督 この映画の誕生に立ち会っていただき、ありがとうございます。このメンバーとこの場に立てることが、光栄です。暑い中、早い時間から並び前の方の席に座っていらっしゃる方もいると思います。感謝するとともに、映画が始まったら観にくくないかなと心配です(笑)。今日は、ありがとうございます。

― 渡辺謙さんは 『硫黄島からの手紙』 の撮影時に、クリント・イーストウッド監督から 『許されざる者』 を撮っている時のお話を聞かれたそうですね?

渡辺 きちんと話したわけではないのですが、クリントが 「一所懸命撮っているけど "こんな暗い映画を誰が観るんだろう?" と思いながら毎日やっていたんだよね」 という話を聞かせてくれたんですね。僕らは、クリントは神様のような人だと思っていたのですが、そんな彼も毎日毎日悩みながら撮っていたんだなと聞いて、ある意味とても嬉しく、深く感動しました。

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― 佐藤浩市さんは、イーストウッド監督の作品ではジーン・ハックマンが演じていた役を演じられましたが、日本で再生するにあたり、自分としての役を掴むために色々なことをされたそうですね?

佐藤 時代がそのまま日本にシフトしただけで、維新後の明治、しかも舞台は蝦夷地です。そこにいる自分てどんなだろう?などと、色々なことを考えました。暴力に特化した、非常にバイオレンスな男なのですが、ただそれをやっただけでは李相日という監督は決して許してくれない。なので、彼の中に何があるのかということを自分の中に込めたつもりですので、それがどのように皆さんの目にうつるのか楽しみです。

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― 柄本明さんは、お年のわりには中々大変な撮影だったと思うのですが、いかがだったでしょうか?

柄本 李監督とは3本目ですが、本当にしつこいです(笑)。撮影は色々大変なところもあるのですが、僕ら俳優部といたしましては、どこかでそいういう監督の到来を待っていたので、幸せな時間だったと思います。

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― 柳楽優弥さんは、撮影前のインタビューで、ご自分の役柄をどう演じていいのか本当に苦労していると仰っていましたが、演じてみていかがでしたか?

柳楽 とても過酷な現場でしたが、この組に参加できたこと、そして大先輩の方とともに過ごせた時間というのは、僕にとってとてつもない財産です。役は難しかったのですが、謙さんや柄本さん、浩市さんに本当に支えられました。ありがとうございました。

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― 忽那さんは、本当にかなしくて、辛くて、切ない役でしたね。どんな気持ちで演じられましたか?

忽那 撮影では、ほとんど毎日あまり言葉を発しない役ですから、現場に行っても役が分かったような、分からないような感じのまま毎日ホテルに帰っていました。本当に難しい役でした。

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― 小池さんは、どんどん素晴らしい女優さんになられていますが、この作品に参加してどんな感想、印象をお持ちになりましたか?

小池 撮影当時は過酷な日もありましたが、終わってしまえば参加できたことがとても良い勉強になったと思えるような現場でした。普通に生きていくだけでも大変な状況の中で、馬や牛などの家畜以下に扱われた女郎たちが人間としてのプライドや誇りを持って強く生きていきます。そんな女郎たちをまとめる役としては、強さというものをぜひ表現できたらいいなと思って挑みました。

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― 國村さん演じる長州出身の勤皇の志士は、大変クセのある役でしたが、演じられていかがでしたか?

國村 私事ですが、オリジナルのイーストウッド監督の 『許されざる者』 は大好きな映画です。今回リメイクした作品では、圧倒的な大自然の素晴らしさがあり、ちっぽけな人間の葛藤と圧倒的な大自然とのコントラストは、オリジナルにはないこの映画独特のものになっていると思います。ぜひ楽しんでください。

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― 滝藤さんも、李監督は大変粘り強いとお聞きになっていたと思いすが、経験されていかがでしたか?

滝藤 僕は気合が入りすぎて、すごく空回りしていて、毎日 「あぁ、今日も監督に負けた。今日も『許されざる者』 に負けた」 と思っていたのですが、出来上がった作品を観たら 「いやぁ、完全に監督の手のひらで転がされたな」 というくらい、僕良かったんじゃないかなと(笑)。

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― 小澤さんは、ある種この物語の発端となる役ですが、演じられていかがでしたか?

小澤 今回は事件を起こしてしまう立場で、本当に救いようのない、そして反省しない男という役をやらせていただきました。実際の僕はそうじゃないですけれどね(笑)。この作品に出させていただいて感じたのは、映像って本当は感じられない "におい" というものが一番難しいと思うのですが、今回の作品で僕は泥のにおいや血のにおい、凍てつく空気のにおいを映像から感じられ、その中に参加できたことがすごく嬉しくて、本当に良かったなと思いました。

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― 三浦さんは小澤さんの弟役ですが、大先輩の俳優陣の前でのたうち回るという難しい役でしたが、いかがでしたか?

三浦 登場人物の中で、もしかすると 「許されてもいいかもしれないな」 と、観てくださる方がちょっと思ってくれるようなキャラクターかもしれないので、そういうところで 「より悲壮感を出すためには、どうしたらいいかな?」ということを毎日考えながらやっていました。

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― 李監督は、今までのキャストの皆さんのお話をうかがっていて、どう思われましたか?

李監督 よく言われる 「粘る」 とか 「しつこい」 は、僕は褒め言葉だと思って受け止めています。この映画では、本当にたくさんの見せ場をキャストの皆さんが作ってくれていますが、僕個人としては、最後映画が終わってみんなの名前があがってくるエンドロールが一番の見どころだと思っています。今日この場にいるキャストはもちろんですが、その他のキャスト、スタッフすべての方々の、血と汗と涙で出来ている映画です。関わったすべての人の労力と情熱がなければ、今日という日を迎えることが出来なかったと思います。それくらい何度も心が折れそうになりながら、みんなに支えられてここまで来ました。映画の力というか、圧力というか、何か魂みたいなものを今日皆さんに感じ取っていただけると嬉しく思います。本当にありがとうございます。

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― では、最後に渡辺謙さんからもう一言メッセージをお願いします。

渡辺 映画を観る前ですので、今僕たちが喋ったことは全部忘れてください。観ていただいたら、何かを感じていただける強い映画になりました。今日は、ありがとうございました!

最後は、キャスト・監督全員でレッドカーペトを歩き、割れんばかりの歓声の中、客席を通っての退場となりました。

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世界が注目する日本映画 『許されざる者』 の公開は、来週末9月13日(金)。
かつてイーストウッド監督が黒澤明監督の 『用心棒』 に感動したように、イーストウッド監督の 『許されざる者』 に感銘をうけた李相日監督が日本の魂を吹き込んで日本映画として甦らせた本作の公開を楽しみにお待ちください。

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許されざる者

★2013年9月13日(金) 全国ロードショー★

『許されざる者』

世界が注目する日本映画、誕生

【監督】 李相日

【出演】 渡辺謙 柄本明 柳楽優弥 勿那汐里
小池栄子 近藤芳正 小澤征悦 三浦貴大 滝藤賢一
/國村隼 佐藤浩市

© 2013 Warner Entertainment Japan Inc.



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