イベントレポート

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今週末 1/12公開 『フリーランサー NY捜査線』 イベントで壇蜜さんがお仕置き?!
2013年01月10日(木曜日)

今週末 1/12(土)公開 『フリーランサー NY捜査線』 のトークイベント付特別試写会が1/10に行われ、作品にちなみ婦人警官の衣裳をまとった壇蜜さんがスペシャルゲストとして登場!その妖しい色気で会場のお客様、報道陣を魅了しました。

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『フリーランサー NY捜査線』は、名優ロバート・デ・ニーロが極悪刑事サルコーネを、ヒップホップ界のスターであり、俳優としても精力的に活動している"50セント"が新人警官ジョナスを、オスカー俳優フォレスト・ウィテカーがデ・ニーロ演じるサルコーネの片腕刑事ラルーを演じ、警察組織の陰謀と腐敗を描き話題となったクライム・アクションです。

「そんな極悪刑事は、私がお仕置きよ!」ということで、本作の応援隊長に就任していただいた壇蜜さんですが、ロバート・デ・ニーロのお面をかぶった3人のデ・ニーロ騎馬にまたがっての、いきなりのセクシー度満点の登場に会場は大興奮。「映画の中でのデ・ニーロさんがあまりに悪い子さんだったので、月に代わってお仕置きするため家からこれに乗って来ました。でも土足で乗っていないので、そのあたりは優しさをちょっと感じていただけたらと思います」とニッコリ。

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― まずは一言ご挨拶をお願いします。

壇蜜 本日は、お越しいただきましてありがとうございます。この度『フリーランサー NY捜査線』の特別応援隊長に就任させていただきました壇蜜と申します。今日は試写会ということで、楽しんでらしてください。ところでうっかりしてしまったのですが・・・業務連絡をよろしいでしょうか?

MC はい?どうしましたか?

壇蜜 婦人警官の帽子を持ってきていただいてもよろしいでしょうか?お弁当の隣に置いてあったのですが、忘れてしまって・・・。

MC 大丈夫ですよ、なくても(笑)。こんな感じで、今日はゆる~い感じでお送りします(笑)。

壇蜜 すみません。

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― 壇蜜さんはすでに本作をご覧になっているということで、映画の感想をお聞かせください。

壇蜜 2013年最初に拝見させていただいた映画なのですが、「正義って何だろう?」と最初に思ってしまいました。周りに住む人たちを取り締まる立場である警察官なのに、理由があってそれぞれ悪に手を染めているんですね。その背景もみることが出来てしまうので、観終わってからどうしても「正しいことって何だろう?」と思ってしまうんですよね。私達が思っている正義が正義ではなかったりするので、悪と正義の視点がちょっと変わって見えてきた気がしました。

― 先ほどお仕置きの話が出ましたが、お仕置きをしたい男性にはどんなお仕置きを?

壇蜜 テレビでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、私いつもベッドの横に手錠をぶら下げていまして、そこに繋いで延々放っておくとか(笑)。

― 映画の中で悪に染まる男として"50セント、悪を守る男としてロバート・デ・ニーロ、悪に狂う男としてフォレスト・ウィテカーが出演していますが、3人のうちどの男性がお好みですか?

壇蜜 まず一番気になったのは、なぜ"50セント"なのかというところでして、"50セント"の芸名について調べたところ、当時アメリカに30人あまりを殺したギャングがいて、彼が50セントすらも奪っていったというエピソードから"50セント"というMCネームをつけたそうで、ちょっとビックリしました。それはそうと、やはりオスとしての魅力を感じたのはロバート・デ・ニーロですね。

MC どういったところが魅力なんでしょう?

壇蜜 『ゴッドファーザー』から始まり、色々な映画に出られて"渋い男"というイメージがすっかりついてしまっていますが、今回は映画をサラッと観るのではなく"自分で感想を言って、自分で応援するんだ"という気持ちも込めて、かなり熱を入れて観せていただいたのですが、あらためて"やはり渋い"と思いました。男くさいという意味で異性としての魅力もありますし、私、若干のファザコンを患っておりますので、ファザコンの部分を充填してくれるような包容力を感じます。そして何もしていないのに怖いというのは、すごい魅力だと思いました。

MC ロバート・デ・ニーロは、色々な映画で幅広い役を演じていますが、今回は悪い男ですもんね。

壇蜜 悪くて怖いですよね。何も武器を持たず、ただそこに座っているだけでも"この人怖いんだろうな"という雰囲気が滲み出るのは、すごいと思いました。

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― 本作では警察官の汚職を描いてますが、日本で報道される最近の警察の不祥事に関してどう思われますか?

壇蜜 国民を取り締まる役、リーダーとして生きていかなくてはいけないということに対しては、多少なりともストレスはあると思うんですよ。人を管理するということはストレスが溜まることだと思いますし、本当はいけないのですが、魔が差すということもあると思うんです。ただ、それがあってはいけない現場なので、やはり自分がどうしてこの職についたかという理由をもう1回みつめ直してほしいなと、そういう事件のたびに思ってしまいます。

― さて、今日は年明けのイベントということで今年の抱負をお聞かせいただきたいのですが。

壇蜜 いつも心がけていたいのは、1年は必ず同じ期間、同じ時間で流れていくものですが、年を重ねても"訳ありな女"というものを滲み出していきたいなと思います。例えばですが、デ・ニーロの横にいても訳ありな雰囲気を出せるような、そんな女でありたいなと思います。

MC 壇蜜さんは昨年は映画の主役もやられましたし、いつか共演したいとか、役者としての抱負などもあるのではないですか?

壇蜜 共演は海をまたいでのことですから、壮大な話になってしまいますね(笑)。ただ、皆さんに色々なイメージをぶつけていただける、そういった対象でありたいとは常に思っていますね。

― では、ここで今から壇蜜さんに今年の二文字を書いていただこうとう思います。デ・ニーロ騎馬、お手伝いを!

壇蜜 はい、では失礼します。

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MC 壇蜜さんは何と書くのでしょう?ところで、バックショットの方がフラッシュがすごいですが(笑)。

壇蜜 表には用がないということでしょうか(笑)?

MC さあ、書き終わりましたので文字の隣に立っていただいて・・・あれ?壇蜜さん何していらっしゃる?

壇蜜 すみません。ちょっと趣味が出てしまいまして・・・。

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MC そういうプレイの時間じゃないですよ(笑)。デ・ニーロもノッちゃって!

壇蜜 デ・ニーロ、あ・と・で・ね。

MC では、ご自分で文字を読んでいただいてもよろしいですか?

壇蜜 「無比」です。

MC この二文字を選んだ理由を聞かせてもらえますか?

壇蜜 最近ちょっと乾燥肌なのでお世話になっているんですよ・・・。

MC え?そっちですか?!

壇蜜 そっちじゃないですね(笑)。でも、ムヒは「無比」に由来して、比べるものが無いほど良い薬という意味を込めたそうで、「無比」とは良い言葉だなと思いました。いつになっても「比べられない、代わりがいない」そんな人間になっていきたいと思います。それがタレントという枠であれ、女優という枠であれ、人間という枠であれ、とにかく「比べられない、代わりがいない」そのように求められているならば、私も人のために頑張って生きられるのではないかなと思いました。

MC 深い意味があるんですね!

壇蜜 はい。

― 最後に、これから映画をご覧になる方に見どころ含め一言お願いします。

壇蜜 出てくる登場人物が全て悪を持っています。しかしながら、その悪には必ず背景があり、なぜその悪に手をつけたのか?なぜ悪とともに生きることなったのか?が描かれている映画です。ですから、"正義とは何か?悪とは何か?"という自分の物差しを一旦壊し、新たに「悪」と「正義」の形をみつめ直すチャンスな映画だと思いますので、男社会の中での悪のぶつかり合いをハアハアならぬ、ハラハラしてご覧になっていただけたら幸いです。どうぞ楽しんでらしてください。本日はありがとうございました。


と、トークショーでは多少のセクシーポーズはあったものの、少々控えめ露出だった壇蜜さん。その後行われた囲み取材ではフェロモン全開のサービスぶり。さらにはきわどい発言に記者さんが「コメントしづらいです・・・」と赤面すると、「汗がすごいですよ」とさりげなく顔にふれるあたり、もうまさに壇蜜さんの真骨頂発揮!という感じです。

ただ、お色気だけで魅了しているわけでないのが壇蜜さんのすごいところ。改めて今年の目標を聞かれると「良くも悪くも、自分のこうしたあり方を見ていただいている状態ですので、そのまま見続けていただくことです。嫌だと感じる方もいますでしょうし、それをOKと言ってくださる方もいらっしゃると思います。みんなが悪いと思うことには、何かしら理由があると思いますが、みんなが良いと思うことは自分としては疑問ですので、「あの人気持ち悪い」と思われることも「あの人好き」と思われることも、どちらも嬉しいです。そのように批判も賞賛ももらえるチャンスがある存在として、これからもやっていきたいです」と語られました。うーん、強くて美しい。。

そして、応援隊長として「とにかくハアハアならぬハラハラする展開が多いです。アクションではなくて頭の中での駆け引きのようなものがありますので、じっくり腰をすえて楽しんでいただけたらと思います。年の初めにこの映画を観た方の「悪」と「正義」の視点がちょっと変わったら、今年がどんな年になるのでしょう?というところも個人的に楽しみです」と最後に映画のPRも忘れない壇蜜さんでした。

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フリーランサー NY捜査線

★2013年1月12日(土) 全国ロードショー!★

『フリーランサー NY捜査線』

壮絶な―― 刑事悪。

監督:ジェシー・テレロ

出演:カーティス"50セント"ジャクソン ロバート・デ・ニーロ フォレスト・ウィテカー

©2011 GEORGIA FILM FUND THREE, LLC



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