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映画 『ゴーストライター』 PR担当大臣・杉村太蔵氏が民主党代表選前日に渋谷で街頭演説!
2011年08月28日(日曜日)

大ヒット上映中、名匠ロマン・ポランスキー監督の最高作 『ゴーストライター』 の公開を記念して、本作のPR担当大臣に就任した元自民党衆議院議員・杉村太蔵さんが、民主党代表選を翌日に控えた8/28(日)に渋谷で街頭演説を行い、映画のみどころと議員時代の逸話など選挙演説さながらに、熱く熱く語って下さいました!

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本作は、まもなく80歳を迎えるロマン・ポランスキー監督が久しぶり挑んだ本格派サスペンスで、ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀監督賞)をはじめ、ヨーロッパ映画賞、フランスのアカデミー賞であるセザール賞など数々の名誉に輝いた作品。原作はイギリスのベストセラー作家ロバート・ハリスによる同名小説で、元英国首相の自叙伝執筆のために雇われたゴーストライターが、取材を通して国家を揺るがすスキャンダルに巻き込まれていく様子を描いています。

そんな政治の裏を描いた本作のPR担当大臣に任命された杉村さんは、元政治家ならではの危ない経験を交えて熱のこもった演説を行い、足をとめた観衆の心をしっかりキャッチしました。

【杉村太蔵さん・街頭演説】

みなさん、こんにちはっ!この度、映画 『ゴーストライター』 のPR担当大臣を拝命いたしました 杉村太蔵でございます!本日は、こんなに大勢の方にお集まり頂き、感動しておりますっ!ありがとうございます!!

この映画は、ひとりのゴーストライターがイギリス元首相の自叙伝を執筆してほしいと依頼されるところから始まり、国際政治スキャンダルに巻き込まれ、ハメられていきます。観ているうちに、とんでもない秘密が暴露されていくという手に汗握る内容になっており、本作はあくまでもフィクションなのですが、とあるイギリス首相選挙の投開票を、当選した本人と一緒にみていた人物が原作者なのです!そういう意味では、何ともリアルな部分があって面白い作品です。面白くて、私は2回観てしまいました!

政治スキャンダルには、2つのタイプがあります。1つは自ら墓穴を掘るタイプの政治スキャンダルで、これは私得意でしたね(観衆の皆さん大爆笑)。もう1つは、ハメられていくタイプの政治スキャンダルです。

ハメられる古典的な政治スキャンダルに 「ハニー・トラップ」 がありまして、私も危ない経験をしました。「太蔵先生、あなたのような若いニュータイプの政治家に期待しています!」 と地方の企業から講演を依頼され、その後一席設けてもらったのですが、社長秘書だということで同席した、どうみても秘書にみえない女性が 「先生、この後お部屋に行っていいですか?」 と言うんですよ。「ダメです!ここで行ったら終わりです!」 と、党の職員に止められて難を逃れたのですが、そこで一緒に行っていたら、今の僕はなかったと思います。

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このようなスキャンダルの種はたくさんあって、僕が政治家になって最初に政府高官に言われたのは 「“外国人” “反社会勢力” “3年間赤字の企業” から献金を貰ってはいけない。1円でも貰ったら、お前の人生終わるぞ!」 ということです。私は26歳で初当選し、失言は色々としてきましたが(笑)、政治とカネの問題で一切悪いことをしていません!これは常識なので、自慢することか分かりませんが、それは気をつけていましたね。

本作は、そういったレベルの低いスキャンダルではなく、かなりハイレベルな国際政治スキャンダルを素材にした映画です。ちなみに小泉さんはイギリスに留学経験があり、非常にイギリスの政治にも詳しいので、ぜひ小泉さんにも観てもらいたいオススメ映画ですね。

明日は、民主党の代表選があります。国民の皆さんにとっては、「紳助さん引退」 の方が衝撃が強いと思いますが(笑)、おもしろい選挙ですよ。私は、総理大臣を選ぶ選挙を3回経験しました。その時も、最近の選挙も、やる前から結果が分かるような選挙でした。ところが、明日の代表選は誰が勝つかわからない!政治を経験した人間からみると、非常におもしろい選挙です。もうひとつ面白いのは、党員投票がなく、国会議員だけで総理大臣を選んでしまうという、非常に珍しい古典的な選挙になることです。ヘタしたら一発で決まらず、1位、2位の決選投票になるかもしれません。小泉さんが5年5ヶ月総理大臣をつとめた時、経済が良くなったんですよ。今は経済が残念な限りなので、次期政権にはしっかり安定して、長くやってもらいたいなと思います。

この映画を通じて、皆さんもぜひ “ゴーストライター” になった気分で、真実を見抜いてほしいなと思います。そして、こうした政治の極めてディープなドロドロした部分も、垣間見て頂けたらなと思います。

以上、簡単ではございますが、『ゴーストライター』 PR担当大臣の所信表明とさせて頂きたいと思います。ありがとうございました!!

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「通常の街頭演説よりも気合が入った」という杉村さん。有権者としっかり握手!


その後の取材では、民主党代表選についてさらに言及し、演説以上の熱を込めて持論を展開。その持論と記者さんとの掛け合いに、多くの笑いを誘う杉村さんでした。

記者 熱が入った演説でしたね!

杉村 大臣ですから、熱入りますよ!どんな大臣でも 「大臣」 と名がつくのは嬉しいものですね。気合が入りますっ!

記者  いずれ本当の大臣になってほしいですよね。アハハハハッ、ホントに!

杉村 アハハハハッ!バカにしてます?

記者 そ、そんなことないです!改めて、映画はいかがでしたか?こういうこと、日本でもあるのでしょうか?

杉村 映画のようなことがあったら大変です(笑)!これはフィクションで映画の世界のお話ですが、でも想像を掻き立てられますね。

記者 一番のみどころは?

杉村 徐々にスキャンダルの渦に巻き込まれ、最後は真実が分かってくるわけですが、政治の世界にいただけに、首相がだんだん窮地に追い込まれていく過程などドキドキしますね。良かれと思って自叙伝を執筆していたら、だんだん自分がスキャンダルに巻き込まれていくなんてね。考えただけでもイヤですね。僕の場合、最初からスキャンダルは全部出ていますから、今さら暴かれることもないと思いますが(笑)。

記者 もしゴーストライターになったら、誰のことを書きたいですか?

杉村 許されるなら、小沢さんのことなど書いてみたいですね。誰も怒りませんから、本当のところはどうなんですか?って(笑)。あとは、鈴木宗男さんや森喜朗さんや古賀誠さんなど、超大物について書いてみたいですね~。

記者 小泉さんは?

杉村 本当に(スキャンダルが)ない人ですからね。あったら出てますよ。メディアの皆さんが一生懸命調べているけれども、ないわけでしょ?本来当たり前のことではありますが、長い議員歴の中で奇跡に近いことだと思いますよ。バレンタインデーの義理チョコもダメ、お酒も手酌・・・と、それくらい徹底している方でした。

記者 明日の民主党の代表選は、どうご覧になりますか?

杉村 1年に1回総理大臣が代わるのは、理屈抜きに良くないことです!菅さんは今辞めるべきではないと、僕は常々言っていました。菅さんよりずば抜けて良い候補者がいますか? 強烈なリーダーシップを発揮し、日本を変え、復興も実現できる人がいるとは、僕は思わない。それに、国民と一緒になって民主党議員まで菅さんを批判してはダメです。僕らは、首相が 「漢字が読めない」 と批判されれば、「目がちょっと潤んでいたんです」 とか、「上から目線だ」 と言われれば、「ちょっと背が高いんです」 と、フォローしてましたよ(笑)。
もう1つ申し上げたいのは、小沢さんは中曽根政権からこの20~30年ずーっとキーパーソンだということ!1回(総理大臣を)やらせた方がいい!でないと、小沢さん成仏しないですよ(記者さん達大爆笑)!一度メインを任せないと、死ぬまでキーパーソンやりますよ。裏で色々やられてしまうこと、これが一番不幸ですって!

記者 今回の代表選候補者だったら、太蔵さんでもいいですよね!

杉村 バカにしてるんですか?!

記者 いやいや(笑)、何かやってくれるかなと!次の選挙は出ますよね?

杉村 26歳で初当選した人が、後に総理大臣になっていますからね。20年後、30年後、本当に杉村政権が出来ているかもしれませんよ~。

記者 あってほしいですね~。

杉村 バカにしてますよね(笑)?最後になりましたが、映画 『ゴーストライター』 をぜひご覧頂ければと思います。政治のディープな部分、裏の裏の部分など、かなり面白く仕上がっていますので、多くの皆さんに楽しんで頂きたいなと思います。以上、PR担当大臣のご挨拶にかえさせて頂きます。ありがとうございました。

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ベルリン銀熊賞、ヨーロッパ映画賞6冠
セザール監督賞ほか数々の栄誉に輝く
待ちに待った名匠ロマン・ポランスキー監督の新たな傑作

『ゴーストライター』

★2011年8月27日(土)より
ヒューマントラストシネマ有楽町&渋谷ほか 全国ロードショー!★

脚本、映像、音楽、演技、どこを取っても一級品!
映画ならではのサスペンスにこだわった最高峰エンターテインメント、
ついに日本公開!

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監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロバート・ハリス ロマン・ポランスキー
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ユアン・マクレガー ピアース・ブロスナン キム・キャトラル オリヴィア・ウィリアムズ
配給:日活


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