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『水曜日のエミリア』 公開記念★女性限定試写会に安達祐実さん登場!
2011年06月29日(水曜日)

本年度アカデミー賞主演女優賞を受賞した、ナタリー・ポートマンが主演・製作総指揮をつとめた 『水曜日のエミリア』(7/2公開) のトークショー付女性限定試写会が行われ、女優として、母親として、女性として輝き続ける安達祐実さんが登壇されました。

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本作は、既婚の上司と恋に落ち、晴れて結婚したナタリー演じる新人弁護士のエミリアが、夫や息子、前妻とのかかわりを通して、数々の困難に立ち向かいながら自分らしい人生を見出していく、現代女性のリアルを描いた感動作です。

ナタリー・ポートマン同様子役からキャリアをスタートさせ、その後着実に女優としてのキャリアを積み重ね、さらには母親として仕事と家庭を両立させながら活躍する安達さんに、“女性として輝き続ける秘訣” などを語って頂きました。

― まずは映画の感想を踏まえて、一言ご挨拶をお願いします。

安達 本作は、ハラハラさせられる予想できないストーリー展開などエキサイティングな部分もありますが、“生き方” について、女性は特に色々と考えを巡らせるキッカケになる映画だなと思いました。エミリアには 「そうそう!女の人って多分こういうところが結構ある」 という部分があって、良い人すぎない、ちょっと自分勝手な面もあり “完全じゃない” ところに魅力を感じましたし、共感できる人物像だと思います。とても素敵な映画ですので、皆さんにも楽しんで頂けるのではないかと思います。

― ナタリー・ポートマンも子役からスタートしたということで、キャリアが安達さんと似ていますが、ご自身で共通点など感じる部分はありますか?

安達 あまりにも雲の上の存在というか遠い存在なので、本当に観客という立場でずっと観ていましたが、10代の頃 『レオン』 を観て 「いいな。自分もこういう役やりたいな」 と思っていました。海外の女優さんは、大人になるとプロデュースや監督など裏方の仕事もやっていたりするので、その力強さはすごいなと思いますね。

MC 同い年でいらっしゃるんですよね?

安達 そうなんです!信じられませんね(笑)。ビックリしちゃいます。

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MC 同じ女優さんとして、彼女はどんなろころが魅力だと思いますか?

安達 ハリウッドの女優さんはみんなそうかもしれませんが、やはりプロ意識の高さと言いますか、ストイックなところが凄いなと思います。

― 本作にも少年が出てきますが、今の子役ブームの先駆け的存在である安達さんから、今頑張っている子役さんたちにアドバイスなどありますか?

安達 (今の子役さんたちの)ドラマや密着取材をテレビで見ますが、私が子どもの頃は本当に何にも考えていなかったので、それに比べると本当にしっかりしているなと思って見ています。

MC 子役から年齢を重ねて様々な役やお仕事に出会う過程で、ご苦労もあったのではないでしょうか?

安達 私が子役でスタートしたからなのか、あるいはどんな役者さんでもそうなのかは分かりませんが、絶対に壁にぶちあたることはありますし、困難もあると思います。でも、一番大事なのは “続けること” だと私は今思っています。続けていれば “道が開けてくる” と思うので、それを信じて、辛いことがあっても頑張ってほしいなと思います。たぶん何年かに1回は、とても良いことがあると思います!

MC その何年かに1回を楽しみに?

安達 そうですね。地道に頑張ることです。

― さて、ナタリーは先日第一子を出産したばかりで、ママとしては安達さんが先輩ですが、女性は子どもを持つことで大きく変化する部分があるのではないかと思うのですが?

安達 心の面で言えば、子どもがいること、子どものために生きることは “心を豊かにしてくれること” だと思うのですが、子ども産む前と同じように働こうと思うと中々難しい部分がたくさんあるので、それは悩むところではあるのかなと思いますね。子どもがいても、働きやすい環境がもう少し整うといいなと思います。

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MC 子育てと仕事を両立するコツは、ありますか?

安達 あまり “自分を追い詰めすぎないこと” かなと思いますね。仕事も子育ても、全部きちんとやりたいと思うと精神的にプレッシャーに感じて辛くなってきてしまうので、“出来る限り” ぐらいに思っておく方が良いのかなと思います。出来なくても落ち込まない。「今日出来なかったから、明日やろう!」 みたいに思っていくと良いのかなと思います。

― 女性は、結婚や出産、家庭との両立など選択を迫られる時が非常に多いと思いますが、安達さんの人生で一番大きな決断は何でしたか?

安達 子どもの頃は、決断の多くを親や周りの人がしてくれたのですが、「どっちの役をやりたい?」と聞かれて「こっち!」と自分の勘で選んだ作品が、皆さんにたくさん見て頂けていました。大人になってからは、結婚をしたことが一番大きかったのではないかなと思います。

MC 決断する時は、悩むものですか?

安達 私は、思ったらストレートに行動してしまう方なので、そんなに悩まなかったですね。「こっちの道に行きたい!」 と思ったら行ってしまう人です(笑)。仕事もプライベートも、選択を迫られたら一番大事なのは “直感” だと思っています。

― 本作では、エミリアは恋をしてはいけない相手に恋してしまいますが、安達さんは一目ぼれタイプですか?それとも慎重派ですか?

安達 ルックスに一目ぼれをすることはほとんどなく、「この人何かもってそうだな」と思うところから惹かれていくことはあります。でも、魅力的だと思ってから中身を知っていくという作業を、ちゃんとします。

MC 恋愛をすると、何か変わったりしますか?

安達 もちろん気持ちは充実した感じになりますが、例えば相手の人とうまくいかないとか、ケンカをしたというようなことで仕事に影響が出るかというと、そういうことはないですね。

MC 大人ですね!

安達 そんなことないです。。ポーカーフェイスがうまいだけです(笑)。

MC さすが女優さん!と言ったところでしょうか(笑)。

― 今日は女性限定の試写会ということで、女優さんとして、女性として、“輝き続ける秘訣” をお聞きしたいのですが?

安達 そうですね・・・。生きていれば、誰でも悩むことはあると思うのですが、悩んでいる自分も認めてあげると、ちょっと楽だなと思っています。悩むことは別に悪いことではなく、色々なことに心を動かして、それに対してひとつひとつ一生懸命に考えていく作業を日々していると、満たされてくるのではないかなと思います。

MC あまり完璧主義じゃない方が?

安達 性格にもよると思いますが、あまり完璧にやろうと思いすぎると、ちょっとしんどくなったりするのかなと思います。

― では、最後に本作の見どころを一言お願いします。

安達 演技はもちろん素敵ですが、映画の内容が、自分の居場所を求めるとか、自分の幸せを考えるというもので、そうやって一生懸命に生きているエミリアという女性の姿にとても感動しましたし、考えさせられる部分もたくさんあったので、皆さんも観ながら色んなことを感じて頂けたらと思います。

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それでも、人生は愛おしい。
本年度アカデミー賞受賞女優 ナタリー・ポートマン主演・製作総指揮

『水曜日のエミリア』

★2011年7月2日(土)より
ヒューマントラストシネマ有楽町ほか 全国順次ロードショー!★

NY セントラルパーク―――
愛を奪い、幸せを奪われたエミリアが、
自分らしい愛に出会うまでを描く感涙の物語

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監督・脚本 : ドン・ルース
原作 : アイアレット・ウォルドマン
出演 : ナタリー・ポートマン スコット・コーエン チャーリー・ターハン ローレン・アンブローズ リサ・クドロー
配給 : 日活


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