『GANTZ』完結編の完成をファンの皆様にいち早くご覧頂く場、『GANTZ PERFECT ANSWER』ジャパンプレミアが3月10日(木)に行われましたので、【続報】をお伝えいたします!
part1は、2000年からヤングジャンプで連載中の「GANTZ」を完全映画化し、公開以来4週連続1位を獲得する大ヒットを記録しています。そして、完結編となる『GANTZ PERFECT ANSWER』は映画オリジナルストーリーで、映画オリジナルの衝撃の結末が私達を待ち受けています。
ジャパンプレミアに登壇したのは、二宮和也さん、松山ケンイチさん、吉高由里子さん、本郷奏多さん、伊藤歩さん、田口トモロヲさん、綾野剛さん、山田孝之さん、佐藤信介監督の9名。約4,000人が集まる客席を通り舞台へ続くレッドカーペットをキャストの皆さんがゆっくり歩くと、会場は大歓声に包まれました。
― ついにお客様にお披露目となりましたが、今の気持ちを踏まえて一言ずつご挨拶をお願いします。
二宮 『GANTZ』Part1を色々な方に観て頂き、「続きがすごく気になる」と言われていた、その“続き”です(笑)。僕自身もすごく楽しみにしていますので、一緒に楽しめたらなと思います。
松山 このホールは5,000人入ると言われているのですが、こんなに(レッドカーペットで)客席を潰してしまって・・。僕は、このフォーラムで行うプレミアがすごく好きなんです。それはたくさんの方と楽しさを共有できるからで、今回も楽しみにしていました。ひとつ残念なのは毎回思うのですが、ライトが強すぎてお客様の顔がほとんど見えない!2階はまったく見えていません。(お客様から「え~~~!」という落胆の声) でも、見えないながらも絶対2階にもお客様がいるだろうと思って、手を振りました。本作は『GANTZ 』の完結編ということで、映画オリジナルの答えが出ています。楽しんで下さい。
吉高 本当に(客席が)見えないんですよ。せっかくこんな素敵な場所に登壇しているのにもったいないです。(二宮さんの方を向き)ねぇ?あ、でも二宮さんはいつもこういう光景みてますからね。ところで、これは・・レッドカーペットじゃなくて段・・ですよね?
二宮 いつもは見てないですよ(笑)。で、(レッドカーペットは)レッド段としましょう!
吉高 初号の時に、監督の目が潤んでいるのを見て私はグッときまして、早くたくさんの方に観て頂きたいなと思っていました。いち早く観てくれる方たちに会えたことは、(ライトで)見えないですが・・すごく幸せに思います。
本郷 「何でお前いるんだよ?」と思われる方もいるかもしれませんが、一応『GANTZ PERFECT ANSWER』でも活躍させて頂いておりますので、お楽しみにして頂けたらなと思います。完成した作品は、原作ファンから言わせて頂いても、すごく良い作品に仕上がってると感じました。楽しんでいって下さい。
伊藤 実は今日13時半くらいに会場に入ったのですが、長蛇の列が出来ているのを見て、朝早くから並んで楽しみにされていたのが、ひしひしと伝わってきました。すばらしい映画になっているこの作品を今日皆さんと一緒に楽しめることを本当に嬉しく思います。楽しんでいって下さい。
田口 これだけのメンバーがいると、僕の挨拶いらないんじゃないかな(笑)?僕はこの中の一番の年長者ですから、おっさん代表ということで映画に参加していますが、Part1では本当に僕演じる鈴木は活躍していません。なのに、なぜか生き残っています。僕は、まだ『GANTZ PERFECT ANSWER』は観ておらず、皆さんと一緒に観ることになるのですが、どのくらい鈴木が活躍しているところが残っているのか、楽しみにしたいと思います。
綾野 本当にビックリするくらい全然(客席が)見えないのですが、今日は皆さんとこのような形で、このメンバーで『GANTZ PERFECT ANSWER』のスタートを切ることが出来て、本当に感謝しています。短い時間ですが、豊かな時間にしましょう。
山田 山田デース。僕はガンツの謎を追っている“謎の男”ということで、謎と言われると本当に何も言えなくて、さっきも取材をやったのですが、ほとんど何も答えていません。なので、今もどうしようという感じですが・・・では、監督のお話に参ります。
佐藤監督 早い時間からお集まり頂いた方もいらっしゃるということで、本当にありがとうございます。今日来て頂いた方は、きっとPart1を観て頂いた方々だと思いますし、またPart2も観たいと思って頂き、感謝でいっぱいです。今日初めて観る役者の方もいるので、スタッフ試写的な緊張もあるのですが、何はともあれ一般のお客様に初めてご覧頂くということで、実は僕が一番興奮し、緊張もしていますが、何とか皆さんの期待に応えられるような作品に仕上がっているといいなと思っています。
― 二宮さんと松山さんにお尋ねしますが、本作では玄野と加藤が対峙する重要なシーンもありますが、実際に撮影を振り返ってみていかがでしたか?
二宮 比較的大変でした。対峙することは新鮮ではありましたが、それはすごく意味のあるシーンですので、それを戦うことでどう表現出来るのかという部分が苦労というか、色々と考えさせられるシーンの撮影でしたね。
松山 はい。話すのがとても難しいので、早くご覧頂たいです。
― 吉高さんにお尋ねしますが、撮影現場はどのような雰囲気でしたか?
吉高 結構戦っているのに、皆さん和気藹々と仲良く穏やかな現場でした。それは、佐藤監督の人柄が出ていたのでありましょう。
MC この人怖かったという人は?
吉高 歩ちゃんが、足が早くて怖かったです。
伊藤 そんなはずはないと思うのですが、でも調子に乗って走っていたら、ちょっと肉離れしましたね(笑)。
吉高 本気ですから、そりゃ×××。
佐藤監督 ちょっと・・・。(これ以上喋るとネタばれしそうと心配する監督)
― では本郷さん、撮影はいかがでしたか?
本郷 えっと・・本作にもいるということは、きっと誰かに生き返らせてもらったのだと思いますが、観てのお楽しみですよね。あんまり言うと監督に怒られちゃうから・・。
MC そうですよね。でも、アクションもあったりとか?
本郷 あの・・・僕は、『GANTZ』がすごい好きで、Part1を4回観ました。
二宮 4回も!
本郷 昨日も・・
二宮 はいっ?
本郷 「明日ジャパンプレミアだから、復習でレイトショーでも観に行こうかな」 と迷ったのですが・・
二宮 おぉっ!
本郷 やめました。
二宮 行ってないんですね(笑)。
本郷 万全の体制で挑もうと思って。
二宮 そうね。そうだね!
― 伊藤さんは、本作で本格的に登場という形になりましたが、撮影はいかがでしたか?
伊藤 万全の体制で挑むというお話をされた本郷くんの隣にいて、私だけ方向性が違う白い衣装を着て来てしまい、ちょっと気まずいなと。もう少し『GANTZ』を思いやらなければと反省しています。撮影中は、実は二宮さんがぎっくり腰になられまして、現場でおじいちゃんのように杖をついていました。撮影が始まって最初の頃だったと思うのですが・・
二宮 そうですね。撮影が始まって2日か3日くらいで、何もしていないのに(ぎっくり腰に)なったんです。ま、でもとりあえず何とか普通に(撮影)出来ていたんですけどね。
伊藤 それがスゴイなと思って。普通ぎっくり腰になったら結構日数がかかると思うのですが、背骨に痛い注射を打たれて復活して帰ってきて、ものすごいアクションをこなされていたので、本当にすごいスーパースターなんだなと思いました。(会場から大きな拍手!)
二宮 いやいやいや・・・大前提として、スーパースターはぎっくり腰にならないから(笑)。ギリギリでしたから、ホントに。
― 田口さんは、ご自身でPart1では活躍していないと仰っていましたね?
田口 Part1をご覧になった方は皆さん言います。「本当に何もしていないね。それでよく生き残っているね」って。挙句の果てには「ギャラ泥棒」なんて言われたりもしますが(笑)、今回はその汚名を返上すべく少しは活躍しているかな?というところを皆さんと一緒に確認したいと思います。
― 綾野さんは元々原作の大ファンだったそうですが、大好きな原作の世界に入ったお気持ちはいかがでしたか?
綾野 はじめは怖かったです。好きなので、「GANTZ」が映画になること自体を素直に受け止められなかったのですが、出来上がった映画を観て、本当に参加して良かったなと思いますし、すごいのが出来たなという実感があります。あと、衣装に関しては僕もちょっと反省を。皆さんきれいなスーツを着ているのに、どうしたんだろ?オレ・・。
― 山田さんはPart1ではチラリズム的な登場の仕方でしたが、本作では登場シーンも長くなって活躍していますが、ご自分ではいかがですか?
山田 前回は1シーンとハードルが低かったため、今回は1シーン以上あるということでハードルを越えやすかったです。
MC 充実感やご自分の中での見どころはありますか?
山田 充実感・・そうですね。見どころは・・ないです。他に質問ないですかね?
MC では、皆さんと共演されていかがでしたか?
山田 出番少なくて、みんなとあまり会ってないんですよ。
二宮 1シーンだけでしたね。監督あのシーンね・・・
佐藤監督 うん。好きです、そのシーン。良いシーンだと思います。(←キャストの発言でネタばれしないかと気が気でない監督)
二宮 ・・・好きですよね。(僕も)好きです!(←監督の空気を読む二宮さん)
― では、そのあたりもご期待頂くということで、監督の思いがたくさん詰まった『GANTZ PARFECT ANSWER』がついにお披露目となったお気持ちはいかがですか?
佐藤監督 思いが強すぎて、ネタばれに注意して色々言ってしまいましたが、今日初めて皆さんにご覧頂くので本当にドキドキしています。何を喋ってもネタばれな気がして、冷や冷やしていました。
― では、最後に松山さん、二宮さんの順でもう一言ずつご挨拶をお願いします。
松山 “PERFECT ANSWER” ということで、登場人物それぞれが、Part1では見出せなかった答えみたいなものを見出していますので、色々な人に感情移入できると思います。楽しんでいって下さい。ありがとうございます。
二宮 本当に長い期間をかけて、2作を作らせて頂きました。その僕らなりの答え、『GANTZ』に対する愛情だったり、思いだったりを色んな形で本作に詰めているつもりです。ぜひとも、その思いや愛情を今日受け取って頂けたらと思っています。楽しんでいって下さい。
MC ということで、以上で『GANTZ PERFECT ANSWER』の舞台挨拶を終了させて頂き・・・
二宮 ちょっといいですか?まだ言い足りないので、ちょっとだけ待ってもらっていいですか?
(と言って、舞台袖に消える二宮さん。しばし戻って来られず、会場はザワザワ。)
山田 では、その間に私が一曲・・
(と山田さんが発言したとたん現れる二宮さん。お客様は大爆笑から大歓声へ!現れた二宮さんは、ローソクがたったホールケーキ型の帽子を頭にかぶり、何やら黒い物体を運んできました)
MC 二宮さん、これは?
二宮 皆さん今日お昼の入りだったじゃないですか?僕は朝から入って、これ(ケーキ)を作っていました。(3/5が)松ちゃんの誕生日だったので、2年連続で作りました。
松山 (二宮さんがかぶっているケーキの帽子を指して)これ、あの時の?
二宮 はい。ケーキ作りながら、この作品はすごく年月のかかった作品なんだなと。共演した人に2年連続でケーキ作るって、ないですよね。1回作った時に、もう作らないだろうなと思ったんですけど、また作ってました(笑)。
MC ガンツ玉みたいなケーキですね!
二宮 そうなんですよ。100人前くらいあります。30㎏あるからね。オレ、そんなに料理出来なかったかな?というくらいの分量ありますが、みんなで仲良く食べるもよし、持って帰るもよし、好きにしてほしいなと思います!
松山 ありがとうございます!スターは違います!ビックリしました。だってもう誕生日過ぎているから、まさかこの場で出てくるとは思っていなかったですし、このケーキもすごくバージョンアップしていて。それと去年も書いて頂いたんですけど、後ろに・・・
二宮 気付きましたね。
松山 本当にスターは違います!素晴しいです!!これはせっかくだから皆さんと共有したいので、100人前と言っていましたが、指ですくって一口食べるなら会場にいる皆さんいけると思うんです。『GANTZ PERFECT ANSWER』を観て頂き、甘い思いを感じて帰って頂いたら素晴しいですね。(会場から拍手喝采)
(ここで、二宮さん、松山さんが熱い友情の握手を交わしました)
二宮 これが僕のPERFECT ANSWERです。(再びお客様から拍手喝采)この握手はカッコいいと思うんですけど、俺この(ケーキの)帽子被らなきゃ良かったな(笑)。ケーキの方に注目がいってしまいましたが、これから僕らと一緒に映画を楽しんで頂きたいと思います。ありがとうございました!
そして上映が終了。
衝撃の結末に興奮さめやらぬ中、キャスト、監督の皆さんが再びレッドカーペットを歩き、舞台上にあがりました。
― ご覧頂いて、いかがでしたか?
二宮 すごく楽しかったです。会場の中も、とても良い温度でしたね。すごく色々なものが渦巻いていたような気がします。
松山 本当に渦巻いてましたね。僕らは半年という長い撮影の中で、ひとつひとつ思いやりをもち、魂を込めてやっていたので、それぞれがすごく大切なシーンでした。本作はテーマがとても難しく、何とも言えないものを僕は感じて、今こうやって舞台に立っていても言葉にならないんですよね。今自分はどう現実を生きていくのか考えると、ちゃんとした答えはまだ出てこないんですね。だから、今こうして舞台に立っているのが、何だか申し訳ないですね。
二宮 僕なりの答えはあるのかもしれませんが、それを伝えることによってみんなが思ったことが変わってしまうのがもったいないと思いますし、感じたままの気持ちで帰って頂いて、自分のスピードで心の中にあるものを紐解いていってほしいなと思いますね。
松山 育てていくみたいな感覚ですよね。そういうことを投げかけていた映画になっていたと思います。とても素晴らしい映画でした。
吉高 2時間21分、長かったですか?早かったですか?(お客様から「早かった~!」の声)あっという間でしたね~。そんなに緊張感が続くなんて、このスタッフさんや監督やキャストの皆さんでしか出来ないと思います。本当に素敵な映画でした。BGMもドキドキしますねっ。この映画がスポッとはまったような感じがして、気持ちが良いです。でも、私も明確にはこの映画を説明することはまだ出来ないと思うので、これから考えていきたいと思います。
本郷 何だか胸が痛くなってしまい、複雑な思いをしながら観させて頂きました。すごく良い体験をさせて頂きましたね。良い作品にめぐり合わせて頂いて、本当に皆さんに感謝しています。今日は皆さんありがとうございました。
伊藤 泣きたい気持ちやどうにも言えない気持ちがあふれ出てくるのですが、次から次へと展開していくので、どのタイミングで泣いたら良いのか分からなくなってしまいました。でもそのモヤモヤ感が、吉高さんが言っているような良い気持ちに繋がるような気がします。皆さんの力で作れたことを本当に嬉しく思っています。実は、私は(二宮さんと松山さんの)おふたりが行かれたNYのワールドプレミアをこっそり観に行っていたんですね。私はアイマックスシアターというブロードウェイの大きな劇場に観に行ったのですが、40分前くらいにチケットを買おうと思ったらソールドアウトで、もう1館あけてやっているくらい『GANTZ』は世界中に広まっていて、今日これが初めての『GANTZ PERFECT ANSWER』のお客様となるわけですが、この瞬間を一緒に迎えられたことを本当に嬉しく思います。ありがとうございました。
田口 意外と活躍していましたね。Part1では介護されるくらいの感じでしたが、意外と活躍していて良かったです。これでギャラ泥棒と言われずに済むなと(笑)。あとはアクションが日本映画としては“まんてん”ではないでしょうかね。僕は今日初めて観ましたが、すごく楽しくみることが出来ました。ありがとうございました。
綾野 僕の役は、実は観て頂いた通りです。内緒にしていなくてはいけなかったので、ごめんなちい。正義とは何かというテーマをきれい事抜きにして、ちゃんと描いている作品に僕は参加でき、今日皆さんと一緒に観られたことは感謝の極みです。ありがとうございました。
山田 今、剛も言いましたが、僕もPart2を観てすごく思うのは、「GANTZ」の原作では大きなテーマとなっている、正義や悪を描いていることです。ただのアクションではなく、そういうところがすごく意味のある作品なので、映画をただ楽しむだけではなく、観終わったあとにしっかりと受け止めて真剣に考えてほしいですね。すみません。いつもふざけているのに。上映前は答えづらいことだったのでうまく喋れませんでしたが、本当はこういうことも言いたいんですよ。
― キャストの方々の言葉に言い尽くせない程の思いを横で聞いていて、佐藤監督いかがでしたか?
佐藤監督 『GANTZ』という作品は、皆さんの期待をある意味裏切りながら進んでいくストーリーだったと思うのですが、Part1が終わった時に、Part2の予想をされたと思います。その予想を大きく超えた作品にしたいと思って『GANTZ PERFECT ANSWER』作ってきました。皆さんが今仰っていた通り、辿りついた先に思いもよらなかったテーマや結末が待っているという作品になっていると思っています。Part1,Part2と数ヶ月に渡ってみて頂きましたが、これはふたつ分けて作ったわけではなく、ふたつを同時に撮っているんですね。Part1、Part2全て同時進行でやっていましたので、キャストの方のその努力とパワーは凄まじいものだなと思っておりまして、皆さんの尽力に本当にお疲れ様でしたと申し上げたいです。そして、これから楽しみにされている方に、この作品を黙って届けたいなと、何があるか言わずに無垢な気持ちで観て頂きたいなと思っています。
(先入観なしにご覧頂き、楽しんで頂きたいという思いを込め、このジャパンプレミアご来場者の皆さまには「結末を言わない」という「同意書」をお持ち頂きました。)
― 同意書をお持ち頂いたということで、監督やキャストの皆さんの思いは、お客様にきっと伝わっていると思うんですね。それだけ本作は非常に深いものがあるのかなと思うのですが、いかがですか?
松山 タイトルに“PERFECT ANSWER”とついていますが、僕は、生きている人の分だけ答えがある。ネギ星人や田中星人などの星人にも答えがあり、世の中に無限に答えがあると思うんです。その中で完璧な答えを出すことなど出来ないですし、完璧な答え自体ないのかもしれませんが、ひとつの物事、例えば正義だったり悪だったり、生き方などに向き合って少しずつ答えを揃えていくというか、持ち続けていくことが大事なのではないかなと思いました。ですから、“PERFECT ANSWER”というのは、そういう意味で、もしかしたら「完璧な答えなんかない」ということの逆説的なタイトルになったのかもしれないと思います。
二宮 僕の中での“PERFECT ANSWER”というのは、もちろん言いませんが、ありました。エンディングに向かっていく最中に、ひとつのキャラクターが言ったセリフが、僕は“PERFECT ANSWER”だったなと思うことが出来ました。これはひとつの答えで、もちろん皆さん一人一人が考えたのも答えだし、何かを感じたのも正解だし、何も感じなかったのも正解だと思います。観て感じることや重たくなることもあるかもしれませんが、僕らが作ったのは何かを提示するということではなく「映画」なんですね。「映画」というものの可能性であったり、「映画」というものの凄さを僕らは感じてもらいたいと思います。この作品と出会えて、こういう共演者と、そしてまたここには来られなかった多くのスタッフの人たちに本当に感謝したいと思います。
― 最後に松山さん、二宮さんから一言ずつお願いします。
松山 誕生日を迎えて5日目で、こんなに素晴らしい経験が出来るとは思いませんでした。先ほどケーキを一口頂きましたが、うめぇど~。ぜひ、宣伝部の方々(皆さんが食べられるように)段取りして頂きたいと思います。4月23日公開ですので、それまで結末などネタばれになるようなことは控えて頂きつつ応援して頂ければと思います。今日は、僕もすごく楽しい思いをさせて頂きました。皆さん、ありがとうございました。
二宮 本当に素晴らしい経験が出来ました。先ほども言いましたが、素晴らしい共演者であったり、素晴らしいスタッフであったり、何よりも素晴らしい作品ということで、このような機会を作らせて頂けたと思っています。今日ご覧頂いて何かを感じた方々は、それを大切に家に持ち帰って頂きたいです。それから、まだPart1もやっておりますので、それをご覧頂けるとまた何か違うものを感じるかもしれませんので、よろしくお願いします。今日は長時間で夜も遅くなっていますので、帰りも気をつけて下さい。今日はありがとうございました。
©奥浩哉/集英社 © 2011「GANTZ」FILM PARTNERS
★4月23日(土)全国ロードショー!★
愛する人を 取り戻すために
それぞれの正義を胸に
新たに降りかかる絶望的な選択。
全世界が注目する 「GANTZ」 ここに終幕。
原 作 : 「GANTZ」奥浩哉・週刊ヤングジャンプ連載/集英社
監 督 : 佐藤信介
脚 本 : 渡辺雄介
企画プロデュース:佐藤貴博
出 演 : 二宮和也 松山ケンイチ
吉高由里子 本郷奏多 夏菜 伊藤歩 田口トモロヲ / 山田孝之
★その他の日活ラインナップもご期待下さい★